ローズ家の台所

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2015年 10月 22日

台所 BEFORE画像 その10 シンクと水栓器具

リフォーム記事は隔日投稿予定です。
こちらは2000年に行った台所改修工事の様子です。

過去記事はカテゴリ『ローズ家夫婦の家』
もしくはタグ『家修理』
からどうぞ。

今現在進行中の改修工事につきましては
今後引き続き投稿予定です。

メインのシンクはカウンタートップと同じ素材で継ぎ目がない一体型が望みでした。
掃除やメインテナンスが楽だからです。
メインのシンクはカウンタートップを決めた時点で
コーリアンに決まりました。

ただ95年も同じ仕様でシンクを設置したのですが
その時にあった30インチ幅のシングルボウルシンクが
廃番になっているということがあとから判明しました。
シングルボウルだと24インチ(60cm)幅が
一番大きいサイズでした。

最初からしっかり確認をしておけば、
左横の引き出しをもう少し大きなものに出来たはずです。
カウンタートップはキャビネットを設置した後に最終的にサイズをはかるので
カウンタートップ業者との打ち合わせは後回しになりがちです。
台所 BEFORE画像 その10 シンクと水栓器具_e0178312_23194058.jpg
水栓器具はドイツ製のグローエにしました。
アメリカ製に比べて質感が良かったこと、
内部ホースがステンレスだったこと、
当時アメリカですでに確立されたブランドで部品も調達しやすく、
製品の信頼度も高かったことなどが決めてです。

左は洗剤が入った同じグローエ製のソープディスペンサー。
右の丸いステンレスのボタンはディスポーザーのスイッチです。

ソープディスペンサーはカウンタートップの下にタンクをとりつけるので
洗剤のボトルが邪魔にならないので絶対につけたいと思っていました。
つけてよかったとは思っているのですが、
カウンタートップに穴を開けるので
あとから場所は変えられません。

水栓器具はやはり穴が一つの混合栓、シャワーも内臓のタイプがお手入れも楽です。
私はお手入れのしやすさや使いやすさを重視して選びました。

湯水が別になったタイプや、シャワーが別になったタイプは
形よって2つ、3つと穴を開けなければなりません。
デザインに凝ったキッチンでは機能重視のシンプルな混合栓よりも
クラシックなタイプを好まれることもあります。

かなり高価なカウンタートップ、それに直径約5cmの穴をドリルで開けるのは
私にとってはすっごく精神的に重い作業なのです。
開けたら最後、取り返しがつきませんから。
それが合計で5つも6つも開けるとなるときっと耐えられない、、、。
なんて考える人はいないようですね。

水栓器具の位置は真ん中にすると邪魔だったので
できる限り右に寄せました。

ディスポーザーのスイッチは感電の心配がないプッシュ式にしました。
壁に普通のスイッチをつけることもできます。
少しカウンタートップの邪魔にはなりますが、安心を選びました。
(そしてここでも穴あけの苦痛<感電を避けられる安心)

台所 BEFORE画像 その10 シンクと水栓器具_e0178312_23194557.jpg
15年、全く問題はありませんでした。
穴を開けた場所も正解だったみたいで、ホッ。

台所 BEFORE画像 その10 シンクと水栓器具_e0178312_23194917.jpg
小さいシンクは人造石のカウンタートップなのでステンレスのボウルになりました。
ただディスポーザーの重みと使用時の振動で、
10年ぐらい経つとカウンタートップとシンクの接合部が緩んできました。
時々ネジをしめなおせば使う分には全く問題はなかったのですが、
徐々にネジを締め直す頻度も高くなり、
接合部に少し隙間があいた状態になっていることが多くなりました。
コーキングをしてもすぐ振動でとれてしまいます。
やはり懸念していた通りで、
メインのシンクは一体型にして良かったと思いました。

こちらもグローエの小さいシンク用の水栓器具です。
ハンドシャワーにはなりません。
右にソープディスペンサーと食洗機の空気抜き。
左はディスポーザーのスイッチです。

ソープディスペンサーは一度壊れて両方とも自分で付け替えました。
同じグローエの製品でした。
カウンタートップに穴さえ開いていればどこの製品でも標準サイズなので
自分で取り付けることは難しくありません。

二つシンクを設けるのは配管も倍になるので費用がかさみます。
食洗機にもシンクと同じ配管が必要になるので、
シンクと食洗機を離すのも同じ問題があります。

このキッチンではメインのシンクの横に食洗機を置くと動線が悪くなってしまうため、
離さざるを得ませんでした。
冷蔵庫から反時計回りに食材の準備、調理、配膳、片付け
という流れになっていたからです。
詳しくはこちらの投稿記事を御覧ください。
台所 キャビネットの配置
台所 設備の配置

クックトップがあるカウンター側にも私はシンクが必要だったので
結果的には食洗機の配管を共有できることになりました。

ある程度の大きさになると2つシンクを設けている台所が多いのは
贅沢ではなく必要性があるのだと学びました。

ちなみに、水栓器具は直接自分で業者に注文して受け取りに行きました。
その場で検品すれば良かったのですが
帰って調べると水栓器具とソープディスペンサーの仕上げが違います。
同じクローム仕上げでも質感が全く違い
グローエの製品でもないものが入っていました。
もちろんすぐに取り換えてもらいましたが、
2度手間です。
下手をしたら在庫がなくてまた2週間待ちということもありえます。
自分で注文する場合は工務店さんの工事を止められないので
納期にかなりの余裕をとらないと安心できないと学びました。


アメリカのリフォームあるある。
めったにものすごく大変なことはおきないのですが、
そういう細かい手違いにびっくりするほど遭遇するのが
アメリカのリフォーム。
自分でやってみると
工務店さんがマージンをとる意味が
よくわかります。

リフォーム記事を書くにあたってブログのカテゴリーを加えました。

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by flouribunda | 2015-10-22 00:36 | ローズ家夫婦の家 | Trackback | Comments(0)


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