2009年 09月 26日
食パンの生地をかぶせて焼きます。こういう細工が受けますね、家族には。なんてことない手間なのですが。食パンは焼き立てよりも味が落ち着いた方が美味しいので、食べる前日に焼きます。それを夕食の時間に合わせるだけ。食パンの生地を少し分けて、スープの帽子用に。 このパンをかぶせたつぼ焼?(なんていうのでしょうね?)を私が最初に食べたのは、ちょうどパンサーの年頃。中味はビーフシチューだったのですが、場所も花街の置屋さんがやっているBar。今から思えば、この年頃でなんでそんなところで?なんですが。とにかく当時にしてみれば珍しいものを食べれた所で大好きでした。カエルやエスカルゴ、牛のカルパッチョ等を初めて食べたのもそのお店でした。子供の時食べた味というのは本当によく覚えています。 次につぼ焼で印象深いのはリヨンのポールボキューズさんのお店。お料理学校のシェフが修行したお店で、わざわざボキューズさんに会えるようにセッティングをしてくれました。パリから日帰りでビーバーとTGVでランチを食べにいきました。その時に出たのが、このつぼ焼き。中は薫り高いトリュフのスープで、それも忘れられない味でした。 それにはとてもおよびませんが、今日の中味はたらとマッシュルーム。干し貝柱の戻し汁とあらかじめとってあったチキンストックでスープを作ります(もちろん固形スープを使っても可)。ソテーしたマッシュルームと一口大に切ったたらをスープに入れて牛乳を加え、塩こしょうで味付けします。たらに火が通る程度。水溶き片栗粉で少しとろみをつけて、チャイプを散らしました。スープ壷に入れます。(我が家では湯飲み茶碗を使っています。)2次発酵をさせたパン生地でふたをして、180度(350度F)に予熱したオーブンで10分間焼きます。 スープはやはり色々なお出汁が出る具を使って複雑な味になったほうが美味しいような気がします。 好みで生クリームを足すと、より濃厚なスープとなります。 それと、やはりパンをかぶせたつぼ焼きの中味にはきのこ類はかかせません。外見からきのこのようにも見えますものね。 私のつぼ焼きはパンサーの記憶に残るのでしょうか? 今日ついでに焼いた食パン。
by flouribunda
| 2009-09-26 16:20
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米国在住27年となりました。カリフォルニア州パサデナ在住。一人娘が成長しEmpty Nesterとなってから50の手習いで一念発起。ナンタケットバスケットの講師としてパサデナロサンゼルス教室を開講しています。こちらのブログでは50代夫婦の日常を綴っています。2021年6月、20年間住んだ「ローズ家の家」を売却し、現在はコンド住まいです。気軽にコメントしてくださいね。 by flouribunda リンク
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