ローズ家の台所

crowncity.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

カテゴリ:娘 ボーディングスクール受験記( 299 )


2015年 07月 03日

一足先にアスペンへ

6月24日に娘はアスペンの音楽学校に出発しました。
もう15歳になったのでやっと寮住まいができます。

朝10時すぎの直行便に乗るために
8時に空港に着くとカウンターは長蛇の列。

自動チェックイン画面でチェックインは出来るのですが、
とにかく荷物が預けられません。

なんだかんだ荷物を預けるのに1時間弱かかりました。
まだ余裕をもっていったから良かったのですが
並んでいる人の中には予定の便に乗れなかった人も。

旅慣れている人であれば、自動チェックインの画面が空いていれば、
目の前に列があっても(列はほとんど荷物を預けるためにできているため)
空いているところでチェックインするでしょう。
でも荷物をたくさん持っていて個人で旅行していたり、
そもそもお年を召した人なんて自動チェックインの画面なんて操作出来るのでしょうか?

係りの人に「今日はなぜ混んでいるの?」
と聞いたら、
「毎日こんなのですよ。戦場。」
とおっしゃっていました。

エコノミーでも50ドル余計に払ってプレミアアクセスを買えば
空いているプレミアのカウンターに行くことができます。

ここでも格差社会。

e0178312_07033892.jpg
これは少し空きだした時の写真です。この2倍は列ができていました。

係員の人がカウンターを超えて荷物にタッグをつけてくれたので娘はゲートに向かわせました。
私はその荷物がちゃんとベルトコンベアーに乗せられるまで確認して帰りました。

飛行機はアスペンに直行だったので、周りは音楽学校の生徒ばかり。
知っている顔も多く、娘も安心だったようです。

前日に荷物の制限重量を超えないよう、荷造りしていた娘。
かなり苦戦していていました。
切れて「送れ」とか「余分にお金を払って持って行かせろ」とか言ってくるかな?
とも思ったのですが(荷物を呪いながら作業していたので、、、)
一応「全部入らないんだけどどうしたらいいの?」
とは聞いてきたものの、
「持っていける荷物の量は決まっているのだから選ぶしかないわね。運ぶのは貴女だし。」
というと素直にまたその作業にとりかかっていました。

寄宿学校に行ってから一人で荷物を運んで旅行する機会も多くなり、
かなり鍛えられたようです。
制限重量を超えてしまって、空港で荷物を入れ替えたこともあった、というので
本当、可愛い子には旅をさせろ。

しかし、荷造りと、たった2週間いた部屋を綺麗に片付けるのに要したのは丸1日!!(以上かも??)
お嬢さん、音楽学校に行くのに練習はどうしたんでしょうか??

我慢、我慢。
母はひたすら口にチャックの2週間でした。
(時々開いたけど、、、。)

e0178312_07034906.jpg
前の晩の夕食。南カリフォルニアも暑さが本番になってきました。

今日もご訪問ありがとうございます。

下のバナーに応援のクリックをいただけると嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村






by flouribunda | 2015-07-03 02:03 | 娘 ボーディングスクール受験記 | Trackback | Comments(0)
2015年 06月 06日

無事帰還

昨日夜の9時にLAXに到着する便で帰ってくるはずだった娘。
結局飛行機が3時間半遅れて到着は12時半。
自宅に帰ってきたのは2時をまわりました。

e0178312_03580856.jpg
搭乗した飛行機が1時間しても飛び立たないとテキストで連絡があったのがこちらの時間で午後4時頃。
それからはPCにつきっきり(私はスマホではすぐに文章を打つことが出来ないのでまどろっこしいのです。)でした。
先週は期末試験、それからすぐに部屋を整理してお友達としばしのお別れを惜しんでいたので疲れもMAXだったお嬢さん。
「40時間連続寝てない」「疲れた」「泣きたい」「眠い」のテキストに
こちらで出来るのはエールを送るか、航空会社のサイトの運行状況を知らせるぐらいが関の山。
整備不良が直らず、飛行機をおろされた時には、もうだめか、と。

2時間後に違う航空会社の直行便がある、それに乗り換え?いや、最近ほとんど満席状態の飛行機、空席があるとは思えないし、あっても上得意のお客さんからと相場は決まっている。

航空会社がホテルを用意してくれる?いや、それはもう昔の話、今そんなことしてくれない。

こっちでホテルを予約する?いや18歳以下で一人で泊まらせてくれるとは思えない。

空港で夜を明かす?体調が万全ならいいけれど、40時間も寝ていなかったら?預けた荷物は?

これは最終兵器のボストン在住の知り合いの手を借りるしかない?でもまだ望みはある?

いつ「キャンセル」という連絡が来てもいいように、知り合いの電話番号を握りしめた2時間強でした。

そうしているうちに他の飛行機が手配できたという連絡が入り、娘が乗る便はキャンセルを免れたとのこと。
それでもその飛行機はサンフランシスコからボストンに向かっている最中です。
それが本当に到着して、折り返し西海岸に飛べるのか気が気でありません。
搭乗してもちゃんと離陸するまでPCの前を離れられませんでした。

e0178312_03584498.jpg
親元を離れて遠いところの大学に行っている多くのアメリカ人の家庭では皆同じ心配をするのでしょうね。

しかし夜も遅い最終の長距離便、昔だったらこれほど素早く別の飛行機が調達できたと思えません。
これもテクノロジーのおかげでしょうか。でもそのおかげで最近はどの飛行機も満席状態、1便欠航させると乗客を割り振るにも大変なのでしょう。

無事に3時間半ぐらいの遅れで帰ってこれて本当に良かったです。
娘にとっても、親にとっても良い経験になりました。

e0178312_03580539.jpg
お嬢さんは爆睡中。
いつ起き出しても食べられるように、大好きなキノアを炊いておきました。
ケールサラダとケールチップも。
何時間寝るでしょうね?今日は起きてくるでしょうか?

下のバナーに応援のクリックをいただけると嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村









by flouribunda | 2015-06-06 04:43 | 娘 ボーディングスクール受験記 | Trackback | Comments(4)
2015年 05月 18日

娘のお誕生日

5月15日は娘の15才のお誕生日でした。
寄宿学校なので家族でのお祝いはまた帰ってきてから。
イースターや母の日も、娘のお誕生日も今年は初めての娘不在。
今はまだ感謝祭やクリスマス、お正月には帰ってきますが
それも時間の問題ですね。
行事や記念日ごとに家族としての成長?娘の巣立ちを実感します。

久しく登場していない娘の近況をば、、、
長くなりますのでご興味のある方は下の「娘の近況」をクリックしてください。

今日もご訪問ありがとうございます。

下のバナーに応援のクリックをいただけると嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村





娘の近況

by flouribunda | 2015-05-18 00:10 | 娘 ボーディングスクール受験記 | Trackback | Comments(10)
2015年 04月 03日

グラノラバーとCare Package

先週まで春休みだった娘は学校のオーケストラの演奏旅行でベトナムに行っていました。
2週間のベトナム旅行はとても楽しかったようです。

ご飯パックのリクエストがあったのでひさしぶりにCare Packageを送りました。
e0178312_03563320.jpg
海苔やらふりかけやら入れても隙間があったので、これを機会にグラノラバーを作ってみました。
e0178312_03562305.jpg
ティーンにお菓子は禁物なので健康的に1本約110カロリー。これなら文句はあるまい。ナッツやシードは色々入れたほうが美味しいですね。今手元に種類がたくさんあるので作りがいがあります。
e0178312_03562894.jpg
私もお相伴。なんとかバーとして固まるギリギリでメープルシロップの量を加減しました。
鳥の餌に見えなくもない。
Cpicon ローズ家のグラノラバー by ローズ家の台所

ローフードでもグラノラバーの作り方があったのですが、調理してすぐ食べるわけではないので、全て加熱してから固めました。この方が絶対安心。


今回はこちらの本を一応参考にしました。


でも穀類とシロップの量の比を少し参考にしただけで全く別物です。
ライスクリスビーとアーモンドバターを使っているレシピなのでもっと固まりやすいかもしれません。

この本はビーガンなのですが、レビューの多さと評価の高さで買ってみました。
写真も綺麗で、ブロガーの著者も可愛らしくって、、、という今時の本でした。

ビーガンなだけで、決してローカロリーじゃありません。鵜呑みにすると太ると想います。
材料も多く作りにくいのが第一印象。
でも応用すれば面白いレシピもあるので参考になりました。
お料理の本というより、ライフスタイル本として人気があるのかもしれません。

e0178312_03563829.jpg
まだスペースがあったのでこれも入れました。
Cpicon ローズ家のフラックシードクラッカー by ローズ家の台所

この量で300カロリーぐらい。一回で食べても大丈夫。

下のバナーに応援のクリックをいただけると嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村



by flouribunda | 2015-04-03 00:10 | 娘 ボーディングスクール受験記 | Trackback | Comments(0)
2015年 03月 20日

数学の言葉で世界を見たら 父から娘に贈る数学

そろそろ書店にも並び始めた頃だと思います。
主人の最新刊の「数学の言葉で世界を見たら」が出版されました。

下の画像をクリックするとアマゾンサイトに行きます。


執筆のきっかけになったのはこの時 補習校卒業式、謝恩会のブログ記事 の主人のスピーチだったそうです。あれから2年。その2年の間に娘は東海岸のボーディングスクールに進学し、家を離れました。
e0178312_03311151.jpg
(1才。研究室のお茶の時間。)
アメリカでは大学進学に伴い家を出て寮生活に入るのはよくあることです。
私たちもそのつもりではいましたが、まさか4年も早いとは。
e0178312_13525950.jpg
(3才。主人手作りの凧でカルテックで凧揚げ)
ちょうどこの本の執筆時に娘がボーディングスクールの受験をしていたので、主人としても伝えたいことをまとめておける良いチャンスだと思ったようです。

e0178312_14335677.jpg
(4才。パリの学会で最前列で娘を肩車しています。)
しかし数学が得意ではない私には時には難しすぎる内容でした。
正直にいって、ここまで娘に理解しろと要求する?とも思いました。

e0178312_14342089.jpg
(6才。アンデルセン博物館で仮装)
でも娘がこれから一人で立ち向かうかもしれないさまざまな出来事に、よりよく対処するための手段として、科学者であり、数学者の父親として教えておかなくてはいけないことであるのは容易に想像できました。彼なりの人生の処世術だと思いました。

e0178312_15033830.jpg
(小学校にもよくお手伝いに行きました。)
各章はなるべく興味をもってもらえそうな話題から始めるのですが、学者としてはどうしても最後まで説明を終えないわけにはいきません。娘に対しても、読者に対しても、妥協せず、中途半端に終わらず、彼自身が納得できるところまで説明をしています。

e0178312_15055048.jpg
(毎夏アスペンではアウトドアを楽しみました。)
時には不器用にまで感じる真面目さで細かいところまで気を配っています。
e0178312_03143690.jpg
(補習校運動会の親子競技。いつも素晴らしいチームワークでした。)
主人はこの本を、娘を含む若い方達に向けて書きました。これからの社会をより良く、明るいものにするためには数学は教養としてかかせません。その重要性を伝えたくて本にしました。

e0178312_15075479.jpg
(2012年 ヨルダン)
かなり難しい内容まで踏み込んでいます。
でもそれは数学者でもある主人が厳選して無駄なくまとめた内容です。



e0178312_15075775.jpg
(2012年 京都
お手にとっていただけると幸いです。

e0178312_15080354.jpg
(2012年 東海岸)
詳しくは主人のブログをご覧ください。
大栗博司のブログ

今日もご訪問ありがとうございます。
子を持つ親としての願いは皆一緒だと思います。子供には幸せに生きていってほしい。

両親の勝手で親戚縁者のいない国に生まれた娘です。
日本国籍も所持していますが、時期が来ればアメリカ国籍を選ぶのは不思議ではありません。
私たちがいなくなれば独り。もちろん日本には沢山の親戚はいますが、遠く離れています、すぐに頼れるとは限りません。
その時にできるだけ困らないよう、少しでも準備をしておいてやりたい。
多くの事を教えておきたい。

ちょっと伝え方がぎこちないんですけどね、、、。
e0178312_11102731.jpg
私の方が上手いと思う。
e0178312_11155386.jpg

下のバナーのどちらかに応援のクリックをいただけると嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村

by flouribunda | 2015-03-20 00:10 | 娘 ボーディングスクール受験記 | Trackback | Comments(10)
2015年 03月 15日

娘の勉強机とチヂミ

娘が小学校に入った時に買った机をリフィニッシュしました。
娘のための勉強机でしたが、好みなどは聞かず、
有無を言わせず、親の独断で買った木の机でした。

とは言っても、「小学校にあがる時に勉強机を」なんていう文化もなければ
もちろんCMもないので「私はこういう机〜。」という希望もありませんでした。

これを書きながら、果たして今の日本でもそういうCMってあるのかな?と。
とにかく私の子供の時はカラフルな勉強机がちょうど巷に溢れ出した頃でした。
そしてもちろん末っ子の私だけ甘やかされてそのカラフルな机を持っていた、、、という。

8年生まで娘が使い、その後は部屋の模様替えのために移動。
あまりに見苦しいのでテーブルクロスで隠して使っていました。
ずっとやらなければと思いつつ、放置していたもの。
e0178312_14303552.jpg
好き勝手していたので傷だらけ。
勉強机というよりも、バビロンローマもこの上で、の工作机。
e0178312_05305833.jpg

お年頃になってからはマニキュアも全てここ。
もちろん想定内。
だから木の机にしたのでした。
幼い日の使い捨てのカラフル机のトラウマ。

e0178312_14305471.jpg
この時以来のサンダー登場です。捨てないで良かった。
e0178312_14304693.jpg
日曜大工。アメリカの家のガレージの正しい使い方。
e0178312_14305035.jpg
削り終わったと思ってたら、こんなのが残っていました。
e0178312_07371500.jpg
2日目、Ebonyを2コート。名前につられて選びましたが(Ebony and Ivory~と歌ったら手放せなくなった。)結構良い色に仕上がりました。
e0178312_07371733.jpg
光にあてるとまだ傷が残っています。これも想定内。
多分、楽しい子ども時代だったはず。

この机は新しく私の机になりました。

e0178312_14305735.jpg
精魂使い果たしたので夜は簡単にチヂミパーティ。
粉少なめのお野菜ばっかり。
干ししいたけ、にらと干しエビ、アスパラとしめじと貝柱の3種類。

e0178312_14310199.jpg
白菜キムチを作る時に残ったヤンニョムに白菜以外の具を混ぜたもの。
それだけいつも瓶詰めにして辛味噌がわりにいろんなものにつけて食べます。
結構日持ちがして便利です。
Cpicon ローズ家の白菜キムチ by ローズ家の台所

今日もご訪問ありがとうございます。

下のバナーのどちらかに応援のクリックをいただけると嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村



by flouribunda | 2015-03-15 00:10 | 娘 ボーディングスクール受験記 | Trackback | Comments(0)
2015年 01月 21日

ボーディングスクール受験:入学意思決定 2014−4−11

(昨年、娘がボーディングスクールを受験した際書いていた未公開の過去記事です。末尾のTag#ボーディングスクールを押していただくと受験に関する公開済みの記事がまとめて見られます。)

見学を済ませ、娘は帰りの飛行機の中で進学する学校を決めました。
翌日早速書類を揃え、決めた学校にFedexの一番速く確実な便で書類を送りました。保証金はオンラインで支払いを済ませ、同時に学校に電話で連絡をしました。

同じ日に娘の中学にも進学先を連絡し、付属高校には進学しないことをお伝えしました。私達が決めるまで付属高校のアドミッションオフィスは快く待っていてくださいました。

受験でお世話になった推薦書を書いて下さった学校の先生方、主人の同僚の先生ご夫妻、バイオリンの先生にも連絡しました。また学校を決めるにあたって相談させていただいた方々にもご連絡しました。

期限もギリギリだったので選ばなかった2校には当日まで連絡できなかったのですが、向こうから問い合わせが先にきてしまいました。東海岸で正午が期限だったのですが、正午が過ぎたらすぐに問い合わせがありました。多分入学者数をなるべく早く把握して、満たなければウェイトリストの順位が高い生徒を早く確保するためでしょう。

正直、見学を済ませるまで、3校がこれほど違いがあるとは思っていませんでした。特色があるからこそ、共存していけるのでしょう。親の私達にとってはどこも素晴らしい学校に思いました。あとは娘が自分に合うところを選ぶだけでした。違いがあるので、それ程難しい選択ではなかったようです。やはり再度見学に訪れて、出来る限りの情報収集をして良かったです。娘も納得して選ぶことが出来、親もその選択に満足しています。

(最近の話)
そして実際に入学し、すっかり学校にも慣れた娘です。冬休みに帰省した時も「私は本当にあの学校に進んで良かった。」と何回も言っていました。

今日もご訪問ありがとうございます。記録も今回でやっと終りました。たった1年前のことなのですが、忘れていることも多く、家族の記念のためにも書いておいて良かったです。長い間おつきあいくださいましてありがとうございました。これからはアラフィフ日記に戻ります。さて、ネタがあるでしょうか??

下のバナーに応援のクリックをいただけると嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村



by flouribunda | 2015-01-21 00:10 | 娘 ボーディングスクール受験記 | Trackback | Comments(6)
2015年 01月 19日

ボーディングスクール受験:3校のRevisitを終えて 2014−4−11

(昨年、娘がボーディングスクールを受験した際書いていた未公開の過去記事です。末尾のTag#ボーディングスクールを押していただくと受験に関する公開済みの記事がまとめて見られます。)

3校は全く異なる特色を持った学校でした。見学日という短い時間ですが、親が気がついた点を記録しました。

見学日のプログラム、合格者に対する学校の対応ついて。

1校目は私達が知りたいことが簡単に詳しく分かるようになっていました。とても忙しい1日でしたが、どのスケジュールも充実していて、判断材料が明確に提示されていました。3校の中で一番ありのままの生徒の日常が観察出来た様な気がします。長年の経験の積み重ねなのでしょうが、これからも色々な事に対して、学校側からの細かい配慮が期待出来るような、また裏表がない誠実さまで感じました。大きな学校なのにきめ細やかな対応をしてくれている、(少なくともそういう印象を親に抱かせる)というのは有り難いと思いました。個別のアプローチがあった訳ではないのですが、なんだかゾーンディフェンスで対応してくれているようで抜け目のない安心感がありました。見学プログラムでは全て正直に見せることが出来るという、学校のスタンダードの高さに対する自信も伺えました。

2校目は1校目に較べると凡庸な感じさえ受けてしまいました。2校目だけに行ったとしたら、較べることもないのでそうは思わなかったと思います。こちらでは一般的な理解しかすすまず、個別の知りたいことに対してはその場で解決できる場面が少なかったように思えます。けれど感心したのは、質問がしやすいように見学日にアドミッションオフィスの方達がとても目立つ様にいらっしゃいます。面接を担当したオフィサーからその家族に対してさりげないフォローが一日中続きました。こちらはマンツーマンディフェンスという感じで、とても親しみを感じやすかったです。プログラムも時間がゆったり取ってあって、飽きてしまった時間もあったほどですが、枠組みはしっかりしていて、その中では非常に自由度が高いという校風に通じるところがある、と妙に納得してしまいました。他校を意識したような発言、場面が多く感じられたのも、生徒が1校目に較べると平均化していなくて、独立心も高いため、ややもすると保護者に間違った印象をあたえかねないとの危惧があるためかもしれません。

3校目は2日間だったので詳しく見せていただけました。そしてあの学校の魅力を最大限に見せる為には必要な時間だったと思います。歴史と風格のあるキャンパスに2日間家族で酔いしれたことは間違いありません。一様に豪華な施設が品の良い会話にあふれ、まるでアメリカから突如ヨーロッパの裕福なご家庭に招かれた様な気がしました。この学校独自のユニークな校長先生宅での親密な時間、チャペルでのお祈りの時間や数々の生徒のパフォーマンスと在校生の親のボランティア精神。どれをとっても最初の2校とは教育方針が違うことが良くわかりました。ただ学習内容などを詳しく聞く機会はあまりなく、ベテランの先生方におまかせしておけば間違いないというような雰囲気がただよっていました。人数が少ないので合格者への対応もとてもきめ細やかなものではありましたが、やはり縁故入学がとても多いためか、まったくつながりのない私達には遠慮が感じられる場面が多々ありました。

学校の施設について

最初の2校はどこからどこまでが敷地かわからないような広大なものでした。慣れないと迷ってしまいます。寮も1カ所に固まらず、点在しています。高校生ですが、日本で言えば大学生ぐらいの自立心、自己管理能力が求められるはずです。さすがに人数が多いこともあり、各教科教室、スポーツ施設、食堂、図書館、どれをとっても大学の様な充実した設備です。色々なことに挑戦が出来そうでもあり、好奇心旺盛な体力のある高校生にはたまらなく魅力的に思えるでしょう。親としてはそこまで高校生の年代に必要か?落ち着かないのでは?と一抹の不安はあります。飲食店もある小さな街が隣接していて、そこで外食をすることも珍しくない様です。

3校目は敷地は全て塀に囲まれ、近寄り難い雰囲気がするほどプライベートな空間です。学校の周りには徒歩圏内に商店はありません。学校の建物はわかりやすく配置されていて、すぐ隣り合っています。教室は全て中央の建物に集中していて、寒い冬も最初の2校より断然過ごしやすそうに感じました。最初の2校と較べると見劣りはしますが、少人数としては各種設備も驚く程立派なものです。高校生には充分すぎるほどに感じました。どこをとっても家庭的な雰囲気にあふれる学校ですが、特に母親にとって安心なのは程よく管理が行き届いた寮と一体感のある食堂です。

たとえは悪いですが放し飼いにするか、柵の中で育てるかぐらい違う様に感じました。

1校目はちょうど食堂を改築中、音楽科の建物も近いうちに増築予定がある、など次から次へと施設のより良い充実が図られているようで、その青写真がいたるところに宣伝されていました。すでにある施設も新しい施設が多く、それを裏付けているように感じました。

2校目は私達が聞きそびれただけかもしれませんが、そのような話は聞きませんでしたし、目立つところに宣伝されていませんでした。もうすでに立派すぎる設備があるので(特に最近改築されたという最新設備の食堂など)今のところ必要ないのかもしれません。

3校目は新しいサイエンスセンターを建設中でした。教室はほとんど中央の建物の中にあり、授業を受けている間は外に出る必要がありません。サイエンスセンターもその建物から直接アクセスできるそうです。

生徒の雰囲気

1校目は一番落ち着いていました。話をする時も相手の顔を見て、とてもマナーが良く、質問には的確に答え、臨機応変、機転が利く生徒が多い印象を受けました。パネルディスカッションや授業、また見学日前にも同窓会に呼んでいただいて、在校生を観察するチャンスが沢山ありました。どの生徒も一様にそれなりに高いコミュニケーション能力を持っていたのには驚きました。服装規定があるため男子生徒はとても礼儀正しく清潔感があります。女子はそれほど厳しくないようでしたが、それでも学生らしい色も形もシンプルな装いを多く見かけました。印象としては、秀才タイプ、努力家、真面目、神経質、マルチプレーヤー。

2校目は一番個性が豊かでした。在校生に知り合いがいたため、他の在校生ともお話したりしましたが、とにかく個性的なのでお話が面白い。パネルディスカッションでもあまりしゃべらない生徒がいるかと思えば、会場を和ませる生徒、湧かす生徒など、まるで役割分担があるかのようです。個性は服装にも表れていました。男女共に都会的なあか抜けた装いの生徒も多く、ファッションセンスは一番あると思いました。入学したらセンスも磨かれることでしょう。(=時間とお金も間違いなくそちらに、、、)天才肌、明るい、自由奔放、個性を大事にする、マイペース。

3校目は一番男女ともにあどけなくて可愛らしかった。素直でお行儀の良い、柔らかいイメージの生徒が多く、生徒を観察していると、学校がとても居心地が良いようです。パネルディスカッションなどでも1、2校目と較べると、話し方にも迫力はありません。でも和気藹々。規定もなく、また服装にはこだわらない生徒が多いのか、スポーツウェアを一番良く見かけた学校でした。それでも時々品良く乗馬服を着こなしている女子生徒がいたり、見るからに仕立ての良いシャツに磨き立ての靴を履いた背筋の伸びた男子生徒がいたり、ハッと驚かされるのが多かったのもこの学校でした。天然、育ちが良い、サラブレッド(産まれた時から優秀)、優しい、おおらか。


この生徒達から受けたイメージはそのまま、先生方、学校にいた保護者達にもそれなりに当てはまるような気がしました。

食事

1校目  私達も少しショックだったぐらい、質素なものでした。

2校目  バラエティに富んでいて、とても美味しかったです。でも1、2品は見学日の特別メニューだった可能性はあるようなことをちらっと聞きました。朝食に出されていたものもそれなりに良かったのでスタンダードは1校目より高いはずだと思いました。

3校目 とにかく出されたもの全て美味しく、高級でした。食堂の食事も機械的でなく、手作りの温もりが感じられるものでした。10時と3時にはクッキーと果物がでて、寝る前にもクッキーがあるのだとか。それも手作りの美味しいクッキーなので新入生は例外なく5キロは太るのだそうです。



学校でバイオリンを続ける可能性について

1校目 音楽院に通うのは、通学生、もしくは保護者が近くに住むよほど親しいお友達が同じ様にバイオリンを習っていない限り無理なので、不可能と思っています。学校の音楽科の建物はとても新しく明るく、寮や教室からも比較的アクセスが良いので使いやすいでしょう。練習室なども沢山あり、最新設備。学校でプライベートレッスンが受けられ、著名なバイオリンの先生もリストにあるので、その先生が教えてくださることになればそれなりに上達も見込めそうです。学校にオーケストラもあり、楽器の勉強を続けている生徒は多いです。

2校目 音楽院に通っている在校生も何人かいて一緒に通うことも可能かもしれません。音楽院はまさに理想的な環境ですが、温暖なカリフォルニア育ちの娘が友人と一緒とはいえ、徒歩と交通機関で1時間以上かかる場所に毎週通えるか?というのは疑問です。勉強も忙しいのに土曜日が音楽院のために丸一日つぶれてしまいます。学校の音楽科の建物は、古く、教室や食堂からは1校目の倍ぐらいの距離があります。暗い冬は行きにくそうです。プライベートレッスンの先生のリストには著名な方もいらっしゃるので学校でレッスンを受けることも可能かもしれませんが、他の生徒の話を聞くと音楽院に通うことになりそうです。学校にもオーケストラがあり、1校目より規模は大きいです。レベルも少し高い。

3校目 1校目と同じく音楽院への通学は不可能だと思っておいたほうが賢明だと思いますが、音楽科主任の先生は不可能ではないとおっしゃっていました。学校の音楽科は同じ建物内で授業の空き時間に練習もしやすそうです。プライベートレッスンをとることも出来ますが、良い先生がいらっしゃるかどうかが問題。他に楽器を勉強している生徒は少なく、オーケストラは年によって組めない時もあるそうです。室内楽でなんとか組める程度。

今日もご訪問ありがとうございます。こちらの事情をよくご存知の方には学校名なども分かるとは思いますが、あえて記しておりません。どうかご了承下さい。

下のバナーに応援のクリックをいただけると嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村



by flouribunda | 2015-01-19 00:10 | 娘 ボーディングスクール受験記 | Trackback | Comments(8)
2015年 01月 17日

ボーディングスクール受験:Revisit 番外編 2014−4−10

編集 | 削除
(昨年、娘がボーディングスクールを受験した際書いていた未公開の過去記事です。末尾のTag#ボーディングスクールを押していただくと受験に関する公開済みの記事がまとめて見られます。)

娘がもしかしたら通う可能性があるかもしれない音楽院でオーディションを受けました。
バイオリン科の主任の先生にお会いして、娘の演奏を聴いていただきました。気に入ってくださったようで、時間次第で自分が教えても良いとおっしゃって下さり、娘も嬉しかったようです。高校生の一番レベルの高いオーケストラにも入団許可を下さり、ディレクターとのアポイントメントも取って下さいました。ディレクターの先生の前でも演奏し、オーケストラも見学しました。2校目で仲良くなったホストの生徒もいるオーケストラ。娘はオーケストラのレベルも気に入ったようでした。音楽院の中を歩いている時も、夏のアスペンの音楽学校で知り合った生徒と偶然会いました。
「えっ、何でここにいるの?」「もしかしたら高校からここに来るかも、、、」「うわ、楽しみだね!」

バイオリン科の主任の先生によれば、見学した2校目の学校からは生徒がかなり増えているそうです。音楽院としても協力して何らかの交通手段を講じる考えがある、とのことでした。先週も西海岸からオーディションを受けにきた男の子もいたとのこと、後から分かったのですが、その男の子も夏の音楽学校で一緒に勉強した子でした。本当に音楽の世界は狭いです。

娘は音楽院を見学して、とても魅力的に感じた様でした。

ボストンでは主人の共同研究者のお宅にもお招きいただきました。もう家族ぐるみで20年来のお付き合いです。娘が東海岸に来る事をとても喜んで下さいました。優秀な息子さんが3人いらっしゃって、お二人はすでにお父様が教えている大学に在学中です。彼らの大学の同級生の中には娘が見学した学校の卒業生もいるらしく、話を聞かせてくれました。

ボストンに住む、実際に今息子さんが寄宿学校にいるお友達の家にもお話を聞きに行きました。やはりボストンではボーディングスクールに子供を通わせる家庭も多いらしく、どの学校にも通っているお友達がいらっしゃいます。息子さんの学校だけでなく、他の学校の話も詳しく伺うことが出来ました。

見学以外にも情報収集に有意義に過ごせた滞在でした。

(最近の話)
珍しく電話をかけてきたと思ったら
e0178312_04270625.jpg
「持ってこようと思っていたピーコート、忘れちゃったから送って。」
え?また?先週に言ってよ。一緒に送ったのに。
でも先週箱に入りきらなかったミルキーと紫蘇のふりかけ、トレーダージョーの野菜チップスと朝焼いたパンを詰めて送りました。
持ってこようと思っていた、、、?あのパンパンのカバンに入らなかったのは当然。確信犯。
まあ元気そうな声が聞けたし送ってあげましょう。


今日もご訪問ありがとうございます。こちらの事情をよくご存知の方には学校名なども分かるとは思いますが、あえて記しておりません。どうかご了承下さい。

下のバナーに応援のクリックをいただけると嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村



by flouribunda | 2015-01-17 00:10 | 娘 ボーディングスクール受験記 | Trackback | Comments(0)
2015年 01月 15日

ボーディングスクール受験:Revisit Day 3校目 2014−4−10

(昨年、娘がボーディングスクールを受験した際書いていた未公開の過去記事です。末尾のTag#ボーディングスクールを押していただくと受験に関する公開済みの記事がまとめて見られます。)

3校目は2日間にわたる見学プログラムでした。

まず1日目は夜の7時から始まりました。夕食を簡単に早めに済ませ、学校に到着したのは6時半頃でした。受付で登録を済ませ、名札やスケジュールをもらいました。生徒がお手伝いをしているようでした。プログラムはコンサートホールではじまるとのことで、ロビーで待っていると娘のホストのお嬢さんが探して自己紹介をしてくれました。9年生の白人の、とても可愛らしい生徒さんでした。ロビーには校長先生夫妻、アドミッションオフィサー達が見学の家族に挨拶にまわっておられ、生徒達も沢山集まっていました。

生徒達の様子をなにげなく見ていたのですが、きっとホストになる生徒達が多く、皆8年生か9年生だったため(こちらの学校は人数も少なく8年生と9年生での入学が大半でした。)だと思われますが、服装も雰囲気もどこか幼く、和気あいあいと生徒達同士でじゃれ合っている兄弟のような仲の良さを感じました。

他の見学者のご家族と歓談していると、校長先生ご夫妻がお話に来て下さいました。日本人だとわかると先週日本にいらしていた、とのこと。日本からの生徒も増やしたい、とおっしゃっていました。主人が自己紹介をすると大学関係の共通の知り合いの話になりました。奥様も長く教職につかれているそうです。時折生徒達がご夫妻に気軽に声をかけたり、とても和やかな雰囲気でした。

その場で娘のインタビューを担当したオフィサーの方をお見かけしたのでご挨拶しました。話をして少ししてから思い出した、という感じで、この学校ではインタビューよりもむしろ書類選考に重きを置いていたのかな?という印象を受けました。

時間になりホールに入って行くとギターとベースのジャズ演奏が迎えてくれました。

席に着くと、まず校長先生ご夫妻がステージにあがり、ご挨拶されました。ご夫妻なのでとても家庭的な温かいイメージを受けます。特に親元を離れ寮に住むわけですから保護者にとっては安心感があります。お二人で軽快な口調のやりとり、こちらも思わず笑みがこぼれます。堅苦しさの全くないご挨拶で、保護者よりも子供に向かって語りかけていた感じです。この学校では校長先生だけでなく、奥様も大きな役割を持っていらっしゃるように感じました。「家庭的な環境で生徒を教育する」と聞いていた通りでした。

そして男女混合アカペラグループの合唱。綺麗な歌声でした。

次にアドミッションディレクターのご挨拶でした。この学校でもやはりがっちりとした体格の方でしたが、どことなくコーチというよりも、もっと洗練されたスポーツキャスターの様な雰囲気でした。今年はこの学校でも志願者数がかなり増えて、合格率はとても低かったそうです。そもそも生徒の人数が他の学校に比べ1/3以下、その上8年生から入学させるので9年生の枠はそのまた半分です。歴史がある学校なので縁故入学も多いとされています。私達も娘が合格したのが一番信じられなかった学校でした。ディレクターのご挨拶でも、とにかく生徒枠が少ないため選考にはとても時間をかけて吟味している、ということを強調されていました。確かに応募書類のエッセイも細かく聞かれることが多かったです。「少人数の学校で家庭的な雰囲気を最も大事にしているので、どんなに成績が優秀でも合格は出来ません。心身共に健全な成長をしている、この学校に最もふさわしいと思われる人格を備えている生徒しか受け入れないのです。」「君たちはそうやって厳しい選考に通りました。君たちがどんなに素晴らしいかということをもうすでにこの学校の先生達は良く知っています。応募書類は先生達も皆読むのです。」

次に生徒達が8人ぐら上がってきて、パネルディスカッションが始まりました。全員今年卒業する生徒達で、出身地は色々です。あらかじめアドミッションディレクターが用意していた質問がいくつかあり、生徒達も答えを用意してきているのでよどみない答えでした。総じてベーシックな品の良い格好をしていて、裕福な家庭というのが感じられます。白人の割合が多く感じられました。見学者からの質問を受けた時に、「他の学校と較べてなぜこの学校を選んだか」というのがあり、「この学校にしか受からなかった」、「ウェイトリストされて補欠入学した。」とか正直に答えているのが興味深かったです。人数の少ない学校の場合、合格者を出してもその合格者が複数校合格している確率も高く、本当にどれだけ最終的に入学するかどうかの見極めはさぞ難しいことでしょう。

ホールでの最後のプログラムは4人の男子生徒によるサクソフォンの演奏でした。

どの演奏もプロ並に飛び抜けて、という感じはありませんが、高校生としては立派な微笑ましい演奏で好感が持てました。

娘はホストの生徒さんが迎えに来てくれて、この学校の伝統でもある校長先生のお宅でお茶とクッキーの時間に呼ばれました。私と主人はライブラリーに行き、在学生の保護者の方達や先生方との歓談の時間でした。

ホールから図書館に移動中、3人目のお嬢さんが今年8年生に入学するというお父様がいらっしゃいました。ちょうど在校生の娘さんの寮の前を通った時、「パパ〜」と大きく手をふる可愛らしいお嬢さん。何でも近くにお住まいだそうですが、学校に魅力を感じて3人全員お世話になるとのことでした。

ライブラリーはそれほど大きくはありませんが(あくまで他の2校と較べて、です。このサイズの学校ではとても立派です。)、とても重厚なインテリアで歴史と風格を感じます。お茶とソフトドリンク、クッキーが用意してありました。ちゃんとした陶器のティーカップに高級ブランドのティーバッグ。ソフトドリンク用にもグラス、そしてアメリカでは普通でも珍しい、いかにも美味しそうなクッキー。庶民の感覚で申し訳ないのですが、「こんな余分なところに授業料を使うな。」と怒る保護者はいないのでしょう。そしてそれを裏付けるかのような、在校生の保護者の方達。やはりお母様達のお召し物に目が行ってしまうのですが、寸分隙もない高価なスーツスタイルにサロンから直接いらしたかのようなヘアスタイル。スラッと背の高い美しい白人のお母様達が大半でした。カリフォルニアではかなりのお金持ちでもカジュアルが基本、それほどの品のある上等な着こなしを見るのは稀なので、最初はかなり戸惑ってしまいました。

4人通わせたというお母様がまず声をかけて下さいました。4人も子供がいるとはとても思えない、女優のように綺麗な方でした。その方のお子さんの一人と息子さんが同級生というアジア系のお母様もお話に加わって下さいました。お二人ともそれほど遠くないところにお住まいの様ですが、子供は寮に住んでいるとのことでした。お母様達は「とにかく子供達が皆良い子供達ばかりだ。」というのをしきりにおっしゃっていました。親として一番心配なのは子供の安全で、この学校ではその心配をすることがない。先生達の目がとても行き届いていて、指導がきめ細やか、ということでした。アジア系のお母様の方がざっくばらんな方で「寄宿学校で、どこの誰だかわからない生徒がいたら嫌でしょ?」。ご自身が化学を専攻されていたとかで、学校のサイエンスの授業にもとても満足しているとおっしゃっていました。

ラテン語の先生にもお会いしました。娘はすでに中学校でラテン語の初歩を習っているのですが、8年生の時にこの学校の8年生のラテンクラスの生徒とラテン語で文通をしていた経緯がありました。その話をすると、「じゃあちょうど進度が同じで助かるわ。明日文通相手にも会わせなければ、」とおっしゃって下さいました。

ライブラリーには小さなステージもあり、そこでアジア系の女子生徒が二人デュエットを歌い始めました。中国系アメリカ人と韓国からの留学生だそうです。とても綺麗な声でした。8年生だけれど、高学年の生徒達の多いミュージカルで大役を演じた、とか。もし娘が入学したら、あのお嬢さん達と仲良くなったりするのかしら、、、?と聴き入ってしまいました。

そうこうしているうちに娘が戻ってきました。とても楽しそうな顔をしていました。「クッキーがすごく美味しかった、、、。」

最後にアドミッションディレクターのご挨拶がありました。「今夜は我が校の伝統である校長宅での歓談の時間を、合格した生徒達に経験して欲しく、またこんなに小さな学校ですが、才能や特技を持った生徒達がいて、いつも学校がこのように楽しい音楽に包まれているのを感じていただきたく、こんな夜にお招きしました。明日は朝の7時半から1日中とても忙しいですが、この学校の全てをご覧頂きたいと思います。きっと私達が選んだ貴方方にも気に入ってもらえると信じています。それでは明日の朝、お目にかかりましょう。」

4月とはいえ建物の外に出ると震える様な寒さでしたが、歴史ある重厚な建物の窓からは温かな光が溢れ、華やかな保護者の方達、品の良い幸せそうな生徒達の笑い声が聞こえてきて、しばしため息でした。時代が違えばくるみ割り人形のパーティシーンの様な、、、3人で思わず「こんな世界もあるんだ、、、」。

3人、4人と子供がいるのも珍しくなく、8年生から伝統ある寄宿学校に入れて、子供の教育は全てアウトソーシング。そして子供達の学校を良くする為の時間や金銭的援助の努力は惜しまない。それだけの財力がある、、、と考えただけで気が遠くなってしまいました。

そして翌日、時間どおりに学校に到着すると簡単な朝食のテーブルが用意されていました。朝の7時半に焼きたての一流店のようなペイストリー。周りはかなり辺鄙な場所でもあるので、近くでこのようなペイストリーが調達出来るとは思えません。学校の厨房で焼いている?それだけのものが焼ける料理人を雇っている?飲み物もさすがに今回は紙コップでしたが、ティーバッグは変わらず一流店のもの。生徒達も一緒に飲み食いしているのにもかかわらず。これがこの学校の日常。

プログラムの開始を待っている間、1校目の見学でお見かけしたご夫妻がいらしたのでお話しました。出身はヨーロッパの国、今は北カリフォルニアにお住まいでお嬢さんが新しく10年生になられるそうです。まだどちらの学校にするか決めかねている、とのお話でした。主人が自己紹介をすると、そのお父様は寄宿学校の話はそっちのけで、色々と今まで疑問に思っていた物理のお話を質問なさって、とても教養のある素敵な方でした。その方達とはその日ご一緒する機会が何度かあったのですが、見事にいつもアドミッションオフィサーの方がアテンドしていました。それがあからさまに同じ合格者の私達など眼中にない、といった感じだったので苦笑。「私達は娘の学校が何処であってもいいんですよ。娘が良い教育を受けられる学校であれば、その近くに引っ越ししても構わないのですから。」と何気なくおっしゃっていたご夫妻は普通の方ではなかったようです。

ここで娘はホストの生徒と再会し、一日彼女の受けるクラスに一緒に参加します。

最初はチャペルの時間でした。全員でチャペルに移動。保護者達は生徒が全て着席したあと、後ろの空いている席に座りました。聖書の言葉と賛美歌、黙祷、簡単な先生のお話のあと、生徒のスピーチがありました。中国から留学している今年卒業する男子生徒の身の上話。「中国の田舎の貧農だった祖父だが学問を尊ぶ家庭に育ち、中国まで手を差し伸べてくれたこの学校のおかげで最高の教育を受けられることが出来たことを心から感謝している。」、そして女子生徒のギターの弾き語りがありました。あまり宗教色は濃くなく、朝礼集会のようなものと変わりません。

その後、保護者はあらかじめ渡されたリストからクラスを選んで見学をしました。私はアメリカの歴史のクラスに行きました。円卓を囲んでの授業です。時折先生が黒板で重要な点についてまとめる講義をされますが、討論もなかなか活発なクラスでした。教室の片隅にはおとなしく黒いラブラドール犬が寝ています。生徒はここでも白人が多い印象。一人の女子生徒のピアスに目が止まってしまいました。紛れもなくヴァンクリのスイートアルハンブラ。

主人は数学のクラスに行きました。最初行ったクラスは補習クラスで、途中で他の数学のクラスに移ったところちょうど娘が参加していたクラスだったそうです。その時娘とホストの生徒が取り組んでいた問題は答えが出ない問題だったようで、それを先生に主人が指摘したのだとか。生徒が作った問題だからとの弁明があったようですが、主人には疑問が残った様でした。

クラスが終わったあとは再度お茶が用意されていました。りんごと美味しそうなチョコチップクッキーもありました。生徒達も自由に入ってきてクッキーを頬張っています。これは太りそうだと即座に思ってしまった私でした。

そして保護者向けには教科主任の先生方のパネルディスカッションがありました。いかにもベテランの先生が多い印象を受けました。生徒数が少ないので、全ての生徒のことが把握できて、その進度に応じて対応が出来る、そしてそういう教育を施せる環境で教師でいられることを誇りに思うとおっしゃっていました。パネルディスカッションの行われたホールは大きな窓を背にして、その向こうにはどこまでも続くニューイングランドの森が見渡せるようになっています。一人若かったとても優秀そうな生物の先生は最近着任されたそうですが、学校の環境の良さがこの学校に勤めることを決めた理由だったとおっしゃっていました。

つぎに壇上に上がったのは6人の在校生の保護者達。近くに住む保護者数名に加えて、兄弟が在校生で下の子供も合格したので他州からRevisitに来ていた保護者、わざわざ他州から(このために?)いらした保護者もいました。

近くに住む保護者は、寮住まいの生徒達が連休の時など何人も泊まりにきて、皆兄弟のようなので自分も沢山の子供を持った親の気分を味わえてとても楽しい。小さい学校なのでどうしてもクラブ活動などは限りがあるが、ボランティアをかってでる近くに住む親達が沢山いる。それを使って私の娘などは友達とスキーのクラブを作って、毎週末滑りに行き、競技にも何度も参加した。少人数だからといって出来る事に限りはない。また少人数なのに驚く程の数の親がスポーツイベントの応援には駆けつけるんだ。等々、保護者達の学校への貢献度がとても高いことを強調してらっしゃいました。

あるお母様は、初めて寮に娘を送ってきた日に、別れてからすぐ帰るべきところを、校内を名残惜しくうろついているところを娘に見つかってしまった。別れる時にとても泣いていた娘だったから、「しまった!」と後悔したのも束の間、娘はお友達や先生と楽しそうに笑いながら手を振ってくれた。その時傍らにいた先生の「大丈夫ですよ、ちゃんとお嬢様はお預かりしていますから」とでも言う様な笑顔をみて、自分も心から安心し、家路につくことが出来たと涙ながらに語っておられました。

会場からの質問では「お子さん達はお勉強以外にどの様な活動をされていますか?」という質問に、皆さんよどみなく「〇〇チームに何年いて、〇〇もはじめて、生徒会の〇〇を務め、〇〇新聞の記者を◯年、今年は編集者で、以前から弾いている〇〇の楽器の他に、この学校に入ってからはじめた〇〇と〇〇を弾いていて、オーケストラに所属して、お友達とカルテットも組んでいます。」時にそこにお友達のお母様から横やりが入って「貴女の息子は◯◯もやっているじゃない!」。「ああ、そうでした。◯◯は◯年やっています。」といった具合でした。娘が高校生で寄宿学校に行って同じ質問をされたら、私はこんな風にスラスラ答えられるでしょうか??皆さんお子さん達とのコミュニケーションが上手くいっていて、かつ親と学校との連絡が頻繁に行われている。そうでなければこんな風に皆さんが咄嗟に答えられる質問ではないと思いました。

また「勉強が厳しい事でも有名ですが、休暇中の宿題はどのぐらいですか?」という質問には、「この学校は学期中は本当に良く勉強をさせます。それも細やかに個別に指導していただけるので、皆さんもご存知のとおり成績のスタンダードも高く保たれます。けれど生徒達は嫌々勉強させられているのではなく、自然と学校では勉強する習慣が身につくという感じです。学校できちんと勉強するため、休暇中は宿題を持ち帰ってきません。寄宿学校なので休暇も数週間等まとまってもらえるので、家族で旅行等、親密な時間が過ごせます。メリハリのある生活なので、中学校に通っていた時よりも家族の連帯感が増したように思います。」

午前中の最後は寮の見学でした。私達は9年生女子の寮を見せてもらいました。9年生は全員同じ寮で、同じ階に自宅通学の子供達の休憩、荷物置き部屋(3人一部屋)もあり、寮の行事にも参加しやすいようになっています。寮生の部屋は2人一部屋と決まっていて、サイズも家具(ベット、机、引き出し、タンス)も全て同じで統一感があり、明るく清潔でとても好ましいものでした。9年生は消灯時間が決まっていて、インターネットもつながる時間に制限があるそうです。部屋の扉も上下に隙間があり、同じ寮に舎監として住む最上級生の生徒達や先生が注意出来るようになっています。皆が集うリビングも明るく温かく、まさに家庭的な寮でした。案内をしてくれた最上級生達も9年生は自己管理の訓練のために色々と規則があるが、それがかえって良かったと思い出を話してくれました。

そこで出会った他の見学者は4、5組でした。隣り合ったお母様もお嬢さんが他校と較べて迷っているところだ、とのこと。私達も見学したことがあったその学校、「寮の施設はここが一番親として安心出来ますよね。」という意見で一致しました。

その後、カフェテリアに移動しました。天井の高いカフェテリアは光に溢れています。部屋に別れていないので一度に全体を見渡せることが出来て開放感がありました。お食事もとても美味しく、思わず「これが毎日ですか?」と生徒さんに聞いてしまいました。スープの種類(その時は2種類)や品数は減るが、味は変わらない、とのこと。前日の晩にお見かけした先生方もあちらこちらで食事をされていて、どこに誰が座っているかすぐにわかるのは便利かもしれないと思いました。

食事中、観察しているとRevisitで来ている見学者の中には相当在校生の保護者がいたようです。在校生とともにテーブルを囲んでいる家族がとても多かったです。そこを満面の笑顔で「お得意様まわり」を忙しくされているアドミッションディレクター。「新規客候補」の私達のテーブルにもご挨拶にいらっしゃいましたが、むこうも私達が他校との比較中なのは百も承知です。「どの学校も素晴らしい学校です。でもうちの学校が根本的に違った教育をしているのはご覧頂けた通り明らかだと思います。お気に召すと良いのですが、、、。」と表情が硬かった?

昼食後は選択で、課外活動の顧問の先生方や大学進学カウンセラーとお話が出来る時間が設けてありました。

私達はまず音楽科の主任の先生にお話を伺いに行きました。その場にいたのは他に1組のみ、音楽に関心がある生徒はそれほどいないようです。それでも施設は立派でした。ちょうど先生がいらした部屋はさきほど午前中にパネルディスカッションのあった眺めの良い小ホール、そこは録音スタジオにもなっていて最新式の録音設備を見せていただけました。人数が少ないのでなかなかオーケストラのレベルは揃わないけれど、室内楽ならばなんとか、また通うのは大変だけれど街中の音楽院に通うことも不可能ではないし、そうやって音楽を続けて練習した場合、この学校では単位がもらえるとのことでした。練習室なども見せてもらいましたが設備はきちんと整っていて、クラスルームと同じ建物内なので隙間時間に練習もしやすそうです。先生も熱心で、小さい学校だからこそ目が行き届きますと「私が面倒をみます。」と言わんばかり、とても好感が持てました。

大学進学カウンセラーのお話も伺いました。アメリカの私立高校の学費の高さはカウンセラー代だと割り切る人もいるほどです。私立高校における大学カウンセリングオフィスの重要性は高く、どれだけ面倒を見てもらえそうかというのは保護者の関心事の1つでもあります。ティーンエイジャーを相手に百戦錬磨、ベテランカウンセラー主任のお話はさすがに上手でした。この学校では10年生から用意を始めるそうです。行きたい学校のリストを学年が上がるにつれて絞っていくそうですが、「我が校では、大学進学においては運転手は生徒、助手席にカウンセラー、後部座席に行き先を知らされていない保護者です。でもたどりついた時には全員が満足の行く場所にたどりついています。それが今現在の希望とは全く違ったものであっても、です。安心してください。」物は言い様。

そして見学プログラムは終わり、集合場所に行くとホストの生徒と娘がいました。娘も笑顔でした。「今通っている学校にとても似ていて居心地がいい!」と言う娘。確かに校舎に違和感なく馴染んでいました。

最後に全員で校長先生宅に行き簡単なお別れパーティの後、お土産(Tシャツ)がもらえるとのことでしたが、私達は西海岸に戻る飛行機の時間が迫っていたので先に失礼する事をアドミッションの方にお伝えしました。するとオフィサーの方が娘のために走ってTシャツだけ取りに行って下さいました。

この日は午前中は雨でしたが、その頃には晴れ間が広がっていました。空港にも時間通りに到着し、無事その日に自宅に戻る事が出来ました。

今日もご訪問ありがとうございます。こちらの事情をよくご存知の方には学校名なども分かるとは思いますが、あえて記しておりません。どうかご了承下さい。

下のバナーに応援のクリックをいただけると嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村



by flouribunda | 2015-01-15 00:10 | 娘 ボーディングスクール受験記 | Trackback | Comments(4)