ローズ家の台所

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2014年 08月 04日

Garrick Ohlsson, Chopin Piano Concerto No.2とLeonard Slatkin farewell concert

Garrick Ohlsson, Chopin Piano Concerto No.2とLeonard Slatkin farewell concert_e0178312_13214195.jpg日曜日のテントのコンサートはデトロイト交響楽団と リヨン国立管弦楽団の音楽監督をされているLeonard Slatkin指揮でした。毎年の様にゲスト指揮者として公演をされてきましたが、アスペンで学生であった期間をいれて今年で50周年だそうです。これを機会に夏のゲスト指揮者としての公演は引退されるそうです。(音楽監督としてのお仕事は続けられるそうです。)アスペンとは縁も深く、人気の高い指揮者だけあってテントは満員でした。登場された時からもうすでにスタンディングオベーション、とても心温まるコンサートでした。

演目は

ROBERTO SIERRA: Fandangos
CHOPIN: Piano Concerto No. 2 in F minor, op. 21

R. STRAUSS: Eine Alpensinfonie, op. 64

一番最初の曲はSlatkinが2000年に作曲を依頼した、とても華やかで軽快な曲。次はベテランGarrick OhlssonのChopin。昨年はじめて聴きました。たちまちファンになってしまったのですが、今日もとっても素敵でした。尖った音がひとつもなく、全ての音が円く、聴いていてこれほど心地よいChopinはありません。うっとり。
そして後半はSlatkinが最後の曲として選んだアルプス交響曲。なんともアスペンにふさわしい曲です。最初に指揮者自ら解説をして下さったのですが、外では急に雷がなって雨が降り出しました。テントはかなり雨音がひびくので邪魔な場合もあるのですが、今回ばかりは素敵な効果音に聴こえました。

Garrick Ohlsson, Chopin Piano Concerto No.2とLeonard Slatkin farewell concert_e0178312_13151144.jpgそして今日は思いがけず娘がこのオーケストラで弾くことになり、午前中のリハーサルも観に行く事にしました。主人が今日の午後から出張予定で本番が観られないはずだったためです。娘が小さい頃はチケットが安いリハーサルに良く行ったものでした。まさかここに娘が参加することになろうとは、、、夢のまた夢でした。怪我をした生徒の代役のため、その彼女が座る席だった第2バイオリンの2列目インサイド(4番目の席)。これまた夢の様なすごく良い席に座っています。もちろんそれまで練習しているのも聴いていない私達、本当に弾けるのだろうか?と心配でしたが、すくなくとも見た目は立派に弾いていました。飛行機の時間があるのでリハーサルでは前半の曲のみ聴きました。

すると、幸か不幸か、主人が乗るはずの飛行機がキャンセルとなってしまいました。そのため本番も観ることが出来ました。

今週水曜日に代役のお話をいただいて、木曜からリハーサルがはじまり4回目のリハーサル。最初はこのオーケストラに入れるのが嬉しくて有頂天だったのですが、楽譜を見て「難しい、、、」と愕然。でも次の日のはじめてのリハーサルには「やっぱりすごく楽しかった!」とご機嫌で帰ってきて、しかし本番が近づくにつれ緊張で不機嫌度MAX。でも良く頑張りました。
ティーンのジェットコースターのようなご機嫌に付き合う私達は大変でしたが、ま、それも本番の誇らしさで帳消し。
Slatkinの引退コンサートということもあり、沢山の事が学べた4日間だったと思います。

来週も引き続き同じ席で弾かせていただけるようです。多分フェスティバル最終日のコンサートにはその生徒が戻って来るはずとのこと。でも来週はラフマニノフの3番。楽しみです。

今日もご訪問ありがとうございました。アスペンに初めて来た年から数えて50年、とても感動的な引退コンサートでした(もちろんアスペンや他の夏のコンサートから引退されるだけですが)。主人が初めてアスペンを訪れたのは89年。あと25年、頑張ってもらいましょう!!


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by flouribunda | 2014-08-04 14:20 | ローズ家IN ASPEN | Trackback | Comments(2)
Commented by raypianoviolin at 2014-08-05 08:05 x
コンサートおめでとうございます!!!嬉しいですね~。^^コンサート前の緊張感ピリピリ具合がよ~く分かります(笑)。で、コンサート終了後の笑顔といったらないでしょうね~。こんな素敵な環境で、しかもその中でも最高の感動的なコンサートで、どんどん実力をつけて行けるのって理想ですよね。また来週が楽しみですね。い~な~ラフマニノフー。またピリピリと(爆)大変かもしれませんが、頑張ってね~!^^

Commented by flouribunda at 2014-08-05 21:48
レイママさん、

運が良いというか、なんというか、本当にラッキーでした。アスペンでは学生オーケストラだってかなりレベルが高いのに、さらにその上のオーケストラに入れていただいて一段と耳年増になってしまったような気もします。やっぱり上手なオーケストラは違う!とものすごく興奮していました。来週も私達もとても楽しみです!!


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