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2014年 12月 16日

ボーディングスクール受験:受験審査書類 保護者のエッセイ

(昨年、娘がボーディングスクールを受験した際書いていた未公開の過去記事です。末尾のTag#ボーディングスクールを押していただくと受験に関する公開済みの記事がまとめて見られます。)

提出しなければならない書類には保護者のエッセイもありました。多分審査書類の中では一番重要度は低いでしょう。(任意提出の学校もあります。)でも親が入学させたいという熱意があるかどうかも大切です。学校にしてみれば記念受験のような真剣味のない審査書類は相手にしたくないでしょう。なのでプラスにはならなくても娘の足を引っ張る様なエッセイだけは書きたくありません。

というのも、ちょうど10年前、娘が幼稚園の受験をした時も保護者のエッセイがありました。その時は多分一番重要な書類だったのではないでしょうか(3才の本人には文章は書けませんからね)。夫婦二人でアイデアを出しながら、もっぱら英作は主人が担当し、満足な仕上がりだと思っていました。ところが、念のために、と当時英語が得意でなかった娘のためにお願いしていた家庭教師の先生に見ていただいたところ、添削で真っ赤になって戻ってきました。とにかく「てにをは」がなっていませんでした。修正して提出したのが良かったのかどうかはわかりませんが、無事10倍の難関を突破することが出来ました。けれどアメリカ人から見たら私たちの英作文というのはそれ程ひどいものなのか、とトラウマになってしまいました。

今回も草稿を書いたら誰かに見てもらわないと、と思っていました。

e0178312_13244943.jpgそんなある日、街のコーヒーショップで娘の受験のことを主人と作戦会議していると、横に座っていた方から
「日本人の方ですか?」と声をかけられました。お話をすると、日本人のご両親をもち、アメリカで生まれ育ったそうです。アメリカの大学を卒業して、日本の大学院に留学して最近戻っていらしたところでした。娘と同じ日本語補習校に高校まで通ったという彼女は、アクセントのない綺麗な日本語を話し、日本の理系の大学院での話もとても信用出来るものでした。その時は就職活動中で、その合間に駐在等でこちらに来ている日本人のお子さんの家庭教師をなさっていました。「もしお知り合いがいらっしゃったら、是非ご紹介下さい。」と名刺をいただいて帰ってきました。

帰ってからよくよく考えると、「必要なのは私達?」。早速、彼女にエッセイの添削を依頼しました。

それから本格的にエッセイに取り組みました。

先生方にお願いする推薦書などは共通フォームです。多数受験する場合でも一枚書けば同じものを送る事が出来るのですが、本人のエッセイ、また保護者のエッセイは学校によって質問が異なります。また学校の特色も違うのでそれを理解した上で即したエッセイを書かないと、コピーは見破られてしまいます。「どうしてこの学校を選ばれたのですか?」と聞かれて、同じ答えは書けません。1校に対し3−4問ある質問に答えます。

一応なんとか書き終えたものを家庭教師の彼女に送ると、すぐに草稿が細かく添削されて戻ってきました。就職活動中という彼女は、審査員の目にとまりやすい、読む気を起こさせる応募書類の書き方のアドバイスもしてくれます。「てにをは」を直すだけでなく、「字数制限があったら、必ずぎりぎりまで書いて下さい。」「一般的なことは書かず、その学校の特徴をもっと盛り込んでください。」「他に彼女らしいエピソードはありませんか、どういう性格かを書く場合には、それを裏付ける様なエピソードが必要です。」

そんなやり取りがあって完成した、主人に「論文書くよりも大変。」と言わしめた親のエッセイ。「親バカてんこ盛り、言わなきゃ損」エッセイとなりました。

家庭教師「これで完璧です!」
私達「こ、ここまでやる親っているのでしょうか?(皆本当にここまでやってる??)」
家庭教師「多分、、、いないでしょう、、、。でもやり過ぎにはなりません。この学校に入りたいんだ、という熱意が伝わってくるエッセイを読んで嫌がる審査員はいません!!」

熱いエッセイが出来ました。

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by flouribunda | 2014-12-16 00:10 | 娘 ボーディングスクール受験記 | Trackback | Comments(6)
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Commented by lgbbetty at 2014-12-16 03:26 x
ボーディングスクール編、興味深く読んでます。英語でお仕事されている先生をもってしても難しい親の推薦文とは驚きです。でも素晴らしい出会いがあってよかったですね。あの日本語補習校を卒業した子みんながこちらの娘さんのように優秀とはいえませんから。他の外国人のファミリーはどうやって推薦文を書いているんでしょうねぇ。”てにをは”が難しいというのは実感ですね。
Commented at 2014-12-16 04:38 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by flouribunda at 2014-12-16 08:07
ベティさん、

やはりそれなりに格調高い、正しい文章となると難しいです。娘にまで直されたりしますからね、、、。きっと他国で売られている日本人向けのお土産の説明のような文章になっているのではないか、と。良く考えたらベティさんのお嬢さんにお願いしても良かったかも??
Commented by flouribunda at 2014-12-16 08:07
鍵コメさま、

コメントありがとうございました。
すぐご連絡差し上げます。
Commented by clover at 2014-12-21 03:08 x
それはまるで引き寄せたような出会いですね!お話を伺うだけで、とても頼もしい方ですね。
エッセイ、やっぱり大変なのですね。文章もいろいろ使い分けがあるので、ネイティブにしかわからないことも多いのでしょうね。息子と日本語との違いを話すとおもしろいです^^。そうしたニュアンスもわかっているバイリンガルってやっぱりすごいですね。
Commented by flouribunda at 2014-12-21 13:26
cloverさん、

日本語でも、母国語が日本語でない方はいくら文章力が堪能な方でも微妙な違いがあったりしますものね。全く見分けられない方もいらっしゃいますし、もちろん私たちの場合はもっと顕著なのでしょうが。その様な微妙なところを嗅ぎ分けられるバイリンガルってすごいですよね。でも娘はかなり日本語の読み書きは怪しくなってきてしまいました!


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