2014年 06月 04日

プロジェクトウィーク

e0178312_049667.jpg5月の最後の週は学校に行かないで自分の好きな事をする、というプロジェクトウィークでした。この最後の週のプロジェクトウィークのことは前年から聞かされていて、1年かけて何をしたいか決めて、計画して、担当の先生に相談して、承認を得るとのことでした。学校からはその子の主体性を尊重したいので親はあまり口出しせず、アドバイスのみにして下さいと言われていました。(写真は3才の頃です。)


e0178312_0564712.jpgしっかりした指導の元であればとても良いことだと思いましたが、やはり8年生はとにかく日々の勉強に追われて、成績にはならないプロジェクトの用意は進みません。先生と相談といっても、先生に何かアイデアがある訳でもなく、、、。研究者の主人はとにかく幼い頃からマイペースでやりたい事があったらしく、1週間あったら色々な事が出来る!とパンサーから相談にくればアドバイスをしようと思っていたようですが、パンサーはまだまだ出された課題をこなすのに精一杯で自分からアイデアをだして、というのは難しかったようです。(運動会の写真)


e0178312_16443.jpgそろそろ最終的にプロジェクトの内容を決めなきゃいけない3月頃、切羽詰まったパンサーが「何かない?」というので、アイデアをあげました。それは小さい頃幼稚園に3年間、小学校に上がるまで1年間半土曜日クラスに通っていた日本語幼稚園にお手伝いに行く事。でもそれをするのであれば1日だけ数時間ではなく、平日(祝日があったので)4日間毎日朝から夕方まで通うこと、それだけしたら何か得られることがあると思う、と言いました。(お正月のおもちつき)


e0178312_1134757.jpg普段はもう私の言う事等に耳を貸そうともしないパンサーですが、これにはすぐに乗ってきました。早速園長先生に頼みに行く事に。久しぶりに園を訪れたパンサーは「懐かしい!絶対やりたい!」と意欲的になっていました。園長先生にも自分からプロジェクトを説明して協力していただくことをお願いし、快くお引き受け下さいました。(ハンティントンライブラリーでのおひな祭り)


e0178312_119253.jpgそれからはプロジェクトウィークを心待ちにしていました。とはいっても準備も何もありません。もっと細かく計画すれば同じ幼稚園でお手伝いするのでも幅は広がるとは思いますが、そこは中学生が一人で考えること、よほどの興味がなければ難しく、私としては1週間無駄にしないで毎日汗水流してくるのが一番勉強になると思いました。そしてその通り、初日は朝の8時半から夕方の5時半まで(卒園式の用意で普段より長かったのです。でも先生方の朝はもっと早く、夜はずっと遅いのです。)一人っ子のパンサーには慣れない子どもの相手、迎えに行った途端ぐったりでした。(4才のお誕生会)


e0178312_1293042.jpg「私には子どもの相手は向いてない。」「先生なんて絶対出来ない.」否定的な意見ばかり、それが日毎に子ども達と今日はこうやって遊んだという話が多くなり、最後の日には「もう慣れた.」「来週もやりたい。」と変わりました。「先生が子ども達と接していると反対にこちらが元気をもらえるとおっしゃる意味がやっとわかってきた。」とさえ言う様になりました。(夏祭りで御神輿を担いだ時)


e0178312_2411983.jpgパンサーが通っていた頃は日本語が母国語の子供が大半だった幼稚園も今は英語が母国語の子供達がほとんどだとか。パンサーは日本からいらしてあまり英語が得意でない先生方と子供達の間に入って通訳をよくしたそうです。一度パンサーが英語がしゃべれるとわかると、皆われも、われもと英語でたたみかけるようにしゃべってくるそうです。きっと同類だと思われたのでしょう。「それを一人一人日本語になおしてあげて、先生に日本語で話しかけることが出来たら思いっきり褒めてあげるのよ。」と自分が子ども達から頼りにされていたのを誇らしげに話してくれました。(クリスマス礼拝)


e0178312_2502723.jpg4日間、パンサーを送り迎えしていると私も10年前にタイムスリップしたような気分を味わいました。本当に良く育てていただきました。アメリカの地でこのような環境に恵まれた幼稚園に通えたパンサーはとても幸せでした。10年前と少しも変わらない園長先生の優しい笑顔に癒された4日間でした。(5才の卒園式、将来の夢を語っているところ、、、はて?何て言ってたかしら?)


e0178312_32135.jpg昨晩は学校で皆が自分のプロジェクトを発表しました。女の子は手料理、手芸、美術作品などが多く、男の子は発電機やロボット、写真など。フィールドトリップも多数。70名近い同級生の似顔絵を特徴をとらえて描いてプレゼントしてくれた子もいました。パンサーの親友ディベートパートナーのSちゃんは自分で作った長い詩を皆の前で発表。インタビューをまとめたり、映画を作った生徒も何人か、1つは8分のホラー映画の大作でなかなか見事な演技とカメラワークでした。皆それぞれその生徒らしさが出ているものでした。そしてパンサーは4日間で撮ったビデオを編集して発表しました。
撮影許可はいただきましたが、一応3日間期間限定でブログにはのせたいと思います。



e0178312_323121.jpg今日もご訪問ありがとうございます。「本当にこのプロジェクトをやって良かった!」とパンサーも心から満足しました。私達にとっても満足なプロジェクトでした。明日は卒業式です。(ハンティントンガーデンの七夕)

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by flouribunda | 2014-06-04 03:34 | | Trackback | Comments(6)
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Commented by caianina at 2014-06-04 05:52
こんにちは。
学校に行かずに好きな事をする。面白い学習ですね。

そして、このビデオよく出来ていますね!
映画を沢山観ているだけあるなぁと思いました。
子供たちは色々な事を学び、どんどんと大きくなり、そのうち私たちが知らない、出来ない事も簡単に出来てしまうのでしょうね。
Commented by flouribunda at 2014-06-04 10:10
caianinaさん、

かなりそれぞれの家庭の方針が反映されていて、それなりに興味深い学習でした。言っては悪いけど、夏休み?という感じの発表から、これは勉強になっただろうなと感心するものまでレベルはバラバラでした、我が家は頭使う前に身体使いなさいという感じだったような。満足して過ごす事が出来て本当に良かったです。何でも好きな事をするために長い夏休みがあるんじゃないの?と正直私なんかは文句の1つもいいたくなるのですが、、、お国柄なんでしょうかね?

これ全部iPhoneで撮影して編集もササッで終わり.(娘に言わせれば時間をかけたのでしょうが、私だったらきっと1週間あっても出来ないかも?)、すぐにこんなのが作れてしまうのですから凄い世の中ですよね。あっちゃんが大きくなる頃にはCGなんかも簡単に出来てすごい動画を簡単に作ってしまうことでしょう。
Commented by lily at 2014-06-05 21:41 x
こんにちは、折々に拝読しております。
大栗先生がどんなアドバイスをされるおつもりだったのでしょうか、関心があります。
日本の学校も少しずつ変わっているのですが、上からの教育という要素が強く、アメリカとは根本的に違うなと思います。
Commented at 2014-06-06 12:55 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by flouribunda at 2014-06-23 14:10
lilyさん、

コメントの返信が送れて申し訳ありません。ずっとバタバタしていてやっとブログを開く余裕ができてきました。
アメリカの教育、本当に日本とは真逆ですね。どちらにも良い点、悪い点があると思いますが、アメリカでは親の負担がかなり大きいので格差は広がるばかりなのが不安な点です。
主人が思っていたのはやはり大学の環境を活かして、何か研究を始める糸口でもつかんでくれたら、と思っていたようです。娘もそれは感じていてあえて主人には聞きませんでした。親子なんてそういうものですね。
Commented by flouribunda at 2014-06-23 14:24
鍵コメさん、

遅くなってご免なさい。やっと一息つきました〜。もう体力的にも精神的にも慌ただしかった中学卒業でした。でもなんだか一区切りですね。おめでとうございます。これから卒業式のダイジェストを書いておこうと思っているのですが、そちらの様子を拝見するとやはり色々と違いますね。


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