2014年 11月 30日

ボーディングスクール受験:キャンパスツアーとインタビュー  2013-11-11

(昨年、娘がボーディングスクールを受験した際書いていた未公開の過去記事です。末尾のTag#ボーディングスクールを押していただくと受験に関する公開済みの記事がまとめて見られます。)

6校全てのインタビュー(面接)が終わりました。

かなりタイトなスケジュールでしたが、予定通り全てこなす事が出来、つくづく事前の綿密なスケジュール作りは大事だったと思いました。春に下見に行ったのも、緊張を緩和するにはとても役立ちました。その時は外からだけでしたが、やはり下見をしておかなかったら、はじめてみるキャンパスで、相当な緊張を強いられたことと思います。また道路状況や学校の周りの環境を把握していたのも、食事や待ち時間をどこで過ごすか等、余計な心配をする必要がなかったのは助かりました。でもインタビューに行くと私達よりも遠いインドや香港などから初めて現地を訪れている家族もいて、想像するに遠距離組では私達はかなり用意周到だったと思います。皆さんもっと気楽に構えていらしたような、やはり国民性の違いでしょうか。

私の観察からだけですか、大体半数が両親と面接に来ていました。親が一人の場合、父親が一緒に来ているほうが少し多かったように思います。

最初の学校では緊張して予約の30分前には待合室に入っていました。最終日には慣れて15分前ぐらいとなりました。受付を済ませ、予約時間になると私達家族担当の生徒(私達を案内してくれたのはほとんど11年生の女子でした。)が現れます。そして45分−50分ぐらいで教室、図書館、ホール、寮、スポーツ施設、食堂などを案内(キャンパスツアー)してくれます。どこの学校もとても感じの良い、素敵なお嬢さん達でした。説明もよどみなく、質問にも臆する事無く答えてくれます。案内の最後にメイルアドレスの入った名刺をくれます。案内のあと、再び待合室で待っていると10−15分ぐらいして面接官が子供を呼びにきます。

6校のうち1つの学校はあらかじめ簡単な履歴書のような質問書を記入して持参するように言われました。私達はもちろん吟味して、あらかじめ記入して読みやすいように印刷したものを持参しました。 インタビューの待合室で見ていると、かなりの割合でその場で書いている家族もいました。2つの学校ではキャンパスツアーの直前に受付で同じ様な質問書を渡されました。ツアーガイドの生徒を待っている時間にそれを書かなければなりません。それまでに何度も娘は履歴書を自分で書いているので、その場で渡されてもすぐに記入することが出来ましたが、約束の時間ギリギリに到着したり、履歴書を書き慣れていなかったりしたら、すぐに記入するのは難しかったかもしれません。

インタビューは質問書を提出する学校では、その質問書に沿って話が進みました。質問書には家族構成、親の職業、現在の履修科目、課外活動、学校とのコネクションの有無、等の質問があります。質問書を提出した3校ともほとんど内容は同じです。特に課外活動についてはスペースがかなりあるので、ここを隙間無く埋めるのは必須だと感じました。娘の場合は、2才半から続けているバイオリン(練習時間、所属団体とそこでのポジション、これまでの経験や検定試験の成績等)、日本語(補習校小学校卒業、漢字検定、3年間夏に体験入学したことなど)、社会奉仕活動(盲導犬パピ−育成の手伝いやこれまで行った募金活動)で欄を埋めました。インタビューはどの学校ももっぱら課外活動を確認するような感じで進んだ様です。

質問書がなかった学校でもインタビューの内容は大体同じ事を聞かれたようです。娘は緊張はしていましたが、どのインタビューも楽しんでいました。「日頃、家でこれが出来ない、あれが出来ないと怒られているから、こういうところで大人に向かって、私はこれが出来る、あれが出来ると自慢し放題というのは気持ちが良い。」のだそうです。

時事問題の様な試験的な質問も全くありませんでした。どこの学校でも何人もインタビュアーがいるので、ある程度フォーマットがないと判断基準が曖昧になってしまうからでしょう。あとから考えてみれば当たり前の事だとは思うのですが、緊張してインタビューに望んだ分少し拍子抜けでした。どちらかといえば子供が一方的に話すことを聞いてくれる和やかな感じだったようです。どれだけ自分の事について語れるか、大人に向けて筋道立てた話が出来るか、という点を重視しているようで、インタビュアーの質問はしゃべりやすいように合いの手のようなものでした。

どの学校も20分−25分ぐらい子供のインタビューのあと、20分ぐらい親のインタビューがありました。1校だけ、親のインタビューの時に子供も同席しました。あとは子供も親も別々でインタビューを受けました。

親のインタビューは、子供のインタビューの時にインタビュアーがメモした内容に沿って行われました。「お嬢さんはこうおっしゃっていましたが、これについて補足説明はありますか?」という質問がほとんどです。そしてほとんどの学校でA4用紙1−2ページ一杯に娘がしゃべったであろう内容がメモされていました。真っ黒にかかれたメモ用紙を見ると、インタビュアーも真摯な態度でインタビューを行ってくれているのだとこちらも有り難く思いました。アメリカの学校がどれだけ面接を重視しているか、人物を見ているかということだと思います。親に対してはインタビュアーからの質問はそれほどないので、もっぱらこちらが話したいことを話す時間をいただきました。

親が述べた事を簡単に要約すると、家では日本語を出来る限りしっかり身につけさせる努力を怠らなかった事、バイオリンや習い事を通して集中力を養い、時間の有効的な使い方を身につけることを重視した事、また長年こつこつと毎日継続することで培った音楽性だけでなく、成果も交えながら、我が家のこれまでの教育方針を説明しました。そして、今でも充分娘の現在の学校には満足しており、親としては全寮制高校のことは考えた事が無かった事、娘が自ら望んで受験を希望していることを強調しました。また娘の決心を聞き、全寮制学校がどういうものか調べ始めてから、英語でリベラルアーツ教育を24時間学べる環境が、アメリカ人としてこれからアメリカで生活をしていく娘にとっては必要だと私達も思い始めた、と私達が求めている教育についてもお話しました。

インタビューは計6校4日間で毎日違うホテルに泊まりました。日程的には余裕をもったスケジュールではありました。実際に移動もスムーズでインタビュー時間に遅れるといったアクシデントも無く、食事時間、休憩時間もたっぷりありました。けれど4日間緊張の連続です。しかもそれぞれの学校が離れているため、仕方がないとはいえ毎日違うホテルというのは疲れます。ホテルは予算の許す限り、その日最初の面接校の近くで評判の良いホテルを予約しました。それでも娘の疲労度はかなりのものだったように思います。学校から近くてホテルに滞在しなくても良く、1日1校で毎週1校づつなど余裕をもったスケジュールで面接に臨める受験生を羨ましく思いました。大人でもかなり精神的に疲れた4日間、娘は本当に良く頑張りました。

最後の面接が終わってから飛行機に乗るまで時間があったので、お寿司屋さんに行きました。やはり疲れているときは日本食に限ります。美味しいお寿司を沢山いただいて、飛行場に無事たどり着いたは良いのですが、まさかの2時間遅れ。一時はキャンセルになることも考えられたので飛んだだけラッキーでしたが自宅にたどり着いたのは夜12時近くでした。

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今日もご訪問ありがとうございます。感謝祭の翌日は火曜日にいただてきた鯛とまぐろのおばんざい風。野菜に隠れていますが、鯛の昆布締めのサラダとにんにく醤油味まぐろレアステーキの山かけ、にらのお味噌汁は鯛のお出汁で、ご飯は玄米。鯛とまぐろは消費終わりました。3人だとやはり食材の減りが早いです。

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by flouribunda | 2014-11-30 00:10 | | Trackback | Comments(2)
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Commented by gg at 2014-11-30 11:39 x
今回はすべてのプロセスの山場だけに力の入った長尺の記事ですね。思ったのは娘様の努力才能はもちろんですが母様の英語力が大きな成功の要素となっているように思います。他のアジア出身の家庭ではなかなかこうはいかのいのではと思いました。この英語の達者さは日本でもともと身につけてらっしゃったものなのか、あるいは渡米後に身につけられたのでしょうか気になるところです。
Commented by flouribunda at 2014-11-30 13:04
gg様、

それが20年以上住んでいても恥ずかしながら大した英語力ではないのです。もちろん日常生活には不便しませんが、それ以上となるといまだに難しいです。やはり日本の教育で育ち、アメリカには結婚してから来ているので、アメリカ社会での経験が乏しいからだと思います。面接などでは喋るのは主に主人が、私は聞き役専門です。


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