ローズ家の台所

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2013年 05月 10日

ペコリーノロマーノ空豆とポジティブ思考

e0178312_1511444.jpgイタリアでは5月にペコリーノロマーノチーズと茹でた空豆を合わせて食べるのだそうですね。若干貧弱な空豆(気の短い私は大きくなるのが待てない!)、エンドウ豆でかさ増ししているのは自家製のお野菜ということであしからず。私はペコリーノロマーノはなんだか塩辛い気がして使いづらく思っていたのですが、こうやって食べると美味しいです!!お塩代わりにすると単なる茹で野菜がお洒落になるので、アーティチョーク等色々試してます。


今月正真正銘のティーンに昇格するパンサー、ちゃんと万国共通ティーンレベルに成長し、しっかり毎日親の神経を逆撫でしてくれています。日本でも、どこでも、世代が違えば新しい価値感があり、親子は衝突するものだと思いますが、これはアメリカで育っている子ならでは?と思う事があります。それはポジティブ思考。

たとえば「◯◯が1週間きちんと出来たらご褒美をあげましょう」という約束をしたとします。パンサーもそのご褒美が欲しいので約束をします。私は◯◯が100パーセント出来れば偉いと思うから約束をします。

パンサーはそれを80パーセントぐらいしかせずに平気な顔でいます。私は惜しいけれど、約束の「きちんと」ではないからご褒美はあげられないな、もうあきらめたのだな、それもしょうがないな、また次の機会を設けてあげようと思います。

でも期日がくるとパンサーは当然ご褒美がもらえるものと思っているのです。どうせ母親は甘いものだから約束なんてないも同じ、と思っているのではなく、「私はほとんど出来ているし、他のことも真面目に一生懸命やっている。だから母親はご褒美をもってそれを認めるべきだ。」と心の底から思っているのです。

そこで私が「ご褒美をあげない」と判決を下すと当然のごとく逆鱗に触れます。そしてこれだけやっているのになぜ認めてくれないのだ、薄情な母親だと責めるのです。しかしこちらも約束はある行為をきちんと=100パーセントやったらという事なので他のことは関係ないと説明します。そうしたらその行為が80パーセントしか出来ていないのは認めるのですが、でも他のことは関係ないなどというそんな約束は自分のやる気を失わせ、子供に精神的苦痛を味あわせる、そんな約束を交わす母親が間違っているときます。でも最初にその約束で納得したのは自分でしょ?と言うと、だけどここまで一生懸命やってもらえないご褒美はありえない、ときます。だって約束でしょ?と堂々巡り、まったく噛み合いません。

パンサーはご褒美をもらえると信じて頑張ったのに「完璧ではない。」とこれまでの努力を否定され、私はせっかくご褒美をもらえるチャンスを作ってあげたのに出来ないからといってなぜ私が八つ当たりされなければならないと憤る。

なぜこういう言い合いになるかというと、そもそも日本人の私とアメリカで教育を受けているパンサーでは根本的な考え方の違いがあるのです。よく例えに出されますがコップに水が半分入っていると、「半分入っている。」とポジティブに考えるのがアメリカ人、「半分しか入っていない。」とネガティブに考えるのが日本人。この場合もパンサーは80パーセントも出来ている、しかも他も頑張っている=きちんと出来ていると物事を足し算で考えます。私は80パーセントしか出来ていない=きちんと出来ていないと引き算で考えるのです。

学校のテストにもその考え方はあらわれています。パンサーはよく「今日のテストは115パーセントだったよ!」と帰ってきます。「115?100パーセントが満点じゃないの?」「そうだよ。でもボーナスクエッションにも答えられたから115%、本当の問題は一個まちがえたから、それがあってたら120パーセントだったんだけどね。」学校でもテスト範囲でいくら完璧にしていても、ボーナスクエッションに答えられなければ点数で一番になれなかったりします。オリンピックで1回負けてるのに敗者復活戦でいつのまにか金メダルとっている、みたいなものですね、日本人の感覚からするとちょっとフェアじゃないようなのですが、それがアメリカ人の感覚のフェア。

9月から中学も最高学年になるので、そろそろまわりから大学受験のための準備の話も聞こえてきます。主人も雑誌に随筆を書いたので家でもよく話題にのぼります。アメリカの大学受験は日本の大学入試と異なり1回のテストで合否が判断されるのではなく色んな要素が絡み合います。私からすると「皆同じ条件で一回の試験で決まったほうがフェアだ。」とつい思ってしまうのですが、パンサーはアメリカのシステムの方が「皆同じ条件だとは限らないので、総合的に判断してもらえるからフェアだ。」となる。

ふ〜む、となると前述の「◯◯が出来たら、、、」なんて約束はそもそもアメリカでは間違っているということか、、、、、。い〜や、まるめこまれるものか、家の中は治外法権ですっ!!

だからアメリカの学校で習ってくる「反抗期の子供の親との友好的な関係の築き方」なんていう授業はパンサーと私にはあてはまらないわけですね。彼女も大変です。

e0178312_131527.jpg今日もご訪問ありがとうございます。オリンピックのアメリカ人体操選手の写真を見るとポジティブなエネルギーがみなぎる、自信満々の顔つき。顔力,眼力で負けるな、と思ったものでした、しかし実際に今ティーンのパンサーとお友達数人連れてきて写真撮ったら、きっとこの子達に顔力では負けないと思います。どうしたらそこまで自信が持てるんだ?!

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by flouribunda | 2013-05-10 02:12 | ローズ家の日常 | Trackback | Comments(13)
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Commented by maman at 2013-05-10 05:02 x
あら?どこかの息子のお話かと思いました・・。

こちらの素晴しいお母様とは違い、結局いつも最終的にご褒美をあげてしまっていたので、息子のなめられ、あげく夫にまで「母親が甘いんだから、(子どもが言うことを聞かないだの、子どもが何度言ってもわからないだのと)嘆いたところでしゃーないねん」と言われた、かわいそうな母親もいるようです。。

こちらのブログでもFBのコメントでも、どこかの息子が「そうそう!(親ってそうだよね・・)」「わかるわかる!(うちもだよ)」と真剣に頷いてばかりいます。
Commented by レモンの木 at 2013-05-10 05:15 x
始めまして。アメリカ食材のレシピ検索からたどり着き、ずっと楽しみに読ませていただいています。ちょっとだけ大きい我が家の愚息達(察するに、3月までは土曜日にすれ違っていたかもしれませんね)も同じ道を通過中です。
双方嫌な思いをしながらたどり着いた妥協案は、母子立会いの下、子供に条件とその結果やってくるもの(ご褒美だったり罰だったり)を明確に手書きで書かせてサインさせ、その期日まで冷蔵庫なり机の前なりに貼っておくことです。点数や金額、状況等、具体的です。最初はとっても抵抗がありましたが、良く考えたら、アメリカの契約社会そのものです。子供たちも、新学期に宣誓書(契約書?)を提出させる先生もいるので慣れたものです。今の所これで収まっていますが、やがて大学生になる長男にはいつまで効力あるのでしょう?
因みに、父子は契約ないんです。私はいつも損な役どころです。で、日本の甥っ子や母親に話したら、目が点になっていました。
聡明なお嬢さんには必要ないでしょうが、全く同じことが我が家でもあったのでコメントしてみました。ママ、頑張って!
Commented by flouribunda at 2013-05-10 13:33
ママンさん、

一応家庭での日常会話は不自由なく日本語で出来るように育てたつもりだったのに、娘が何言ってるんだかさっぱりわからないの。教育の力、環境ってすごいものだと思います。お互い子供は立派にアメリカ人として成長しているということで、、、ああ、喜んでいいんだか何なんだか、、。
Commented by flouribunda at 2013-05-10 13:50
レモンの木さま、

はじめまして、コメント嬉しいです。ありがとうございます。
私も書かせてサインさせていた事もあるのですが、細かく書かないと隙間をついて結局自分のいい様に解釈しだすので、いたちごっこでしばらく辞めてたのです。こっちの要求も細かすぎるのかもしれませんが、ここまで書かなきゃわかんないの??と情けなくなってきて、、、。でもだめですね。そんなこと言ってちゃ、相手は日本人の顔をしてアメリカ人ですからねFine Printまでしっかり書かせないと!

又是非遊びにいらしてくださいね。息子さんのお話もお聞かせくださいませ。
Commented by sunny-style at 2013-05-10 22:05
こんにちは(^^)
やっとブログを始めました。
なかなかオンタイムで更新ができていないのですが(笑)
アメリカのポジティブ思考の育ち方のお話、とっても勉強になりました~!!
やっぱり教育の力、環境の力というのはすごいものですよね。
私もSunnyにポジティブ思考に育ってほしいと思いつつ、両親が日本人だと染みついた「努力と忍耐」の大和魂ゆえ、なかなか難しいのでしょうかね。。
また今度色々お話聞かせてください♪
Commented by raypianoviolin at 2013-05-11 09:54 x
せっかく家に審査員がいるのだから、ディベートしないの~?パンサーちゃんのご褒美を与える立場を聞いてみたいな。そもそもご褒美の必要性もやってみてもおもしろそう。是非!^^
Commented by flouribunda at 2013-05-11 13:58
sunnyママさん、

想像したとおりの素敵なブログ〜、更新楽しみにしていますね!

本当に環境のなせる技だと思います。アメリカに住んでいたら英語もポジティブ思考も無理なく身に付くことで、それこそ「努力と忍耐」を教えるのが一苦労。それには音楽教育しかない、とアジア系ママはこぞって音楽をさせるのですが、それでも充分でないと感じるこの頃。ないものねだりなのは分かっているのですけれど、アメリカと日本の良いところを身につけてもらいたいのに、あれ?な毎日です〜。
Commented by flouribunda at 2013-05-11 15:05
Rayママさん、

そうか、言われて気がついた、「ご褒美」じゃないかも、、、。例えば今回は誕生日にもらえることは確実のプレゼントを誕生日より何日か早くもらえるか、もらえないか、だったんだけど、、、。それも「ご褒美」かな?
ま、とにかくどうしたら自分の思い通りになるか、だよね。それが娘は「望めば叶う」と思っていて、私は「なかなか思う様にはならない」と思ってるのよね。えっ?それって、じゃあ娘のほうがいい性格なんじゃん!!
Commented by apricotberry at 2013-05-11 15:20
こんばんは。 うわぁ、なるほど。 
そもそもの考え方、価値感が違うんですね。 ずっと「なんで分かんないのかなぁ」と思っていたけど、答えはそこにあったんですね。 家の場合は旦那さんもそうなので(笑)
まぁ、特に長女と旦那さんはミラーイメージと言うか、やってることが一緒! なんだかすっきりした気分です(笑)
Commented by caianina at 2013-05-11 17:58
こんにちは。環境は大きいですね。我が家も少しずつイタリアの環境に合うように育っています!イタリアはほめて
Commented by caianina at 2013-05-11 18:04
こんにちは。途中で投稿してしいまいました・・・。
環境は大切ですね。イタリアは、よく話します。本当にうるさいというくらい、いつでも話しています!
ソラマメとペコリーノ、ペコリーノフレスコ(フレッシュ)が美味しいですよ~♪ロマーノはカルボナーラにしか使ったことがなく、その後、どう使ったよいか分からず残っているのですが、今度試してみますね。
Commented by flouribunda at 2013-05-12 13:20
apricotberryさん、

本当日本語で会話出来ているのに全く話が通じない時がありますよね。ステレオタイプをつくっちゃいけないけれど、お嬢さんも腰に手をあてて胸をはって挑戦的な目つきが自然に出来るわけですね!(じゃ、パパさんも出来るんだ〜。)
Commented by flouribunda at 2013-05-12 13:30
caianinaさん、

さすがフレッシュなのがあるのですね。そんなの売ってませんよ〜。きっと乾燥麩と生麩ぐらいの衝撃な違いがあるんでしょうね!食べてみたい空豆と生ペコリーノ!

イタリアに住むとおしゃべりになるって面白いですね〜。それも環境のなせる技なんでしょうね。日本語をしゃべる子供達がそのように世界中でたくましく育っていて、何だか頼もしい気分になってきました!!


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