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2012年 02月 10日
いよいよ競技ディベートの日がやってきました。会場はおなじくパサデナにある私立小中一貫校。私は運転手で4人女子生徒をのせて行きました。かしましいとはこのこと。綺麗なキャンパスです。 まず腹ごしらえでカップケーキ、ドーナツ、チップスだの食べ物一杯。写真を撮るのを忘れましたがこういうのが一番アメリカらしいです。なぜここでこんなに食べ物をだす必要が?って一人憤るのはやめましょう。子供達は和気藹々、楽しそうに食べているので、これでディベートが好きになってくれたら良し!! さんざん食べ散らかしてから集合。議題「エコツーリズムは是か否か」、対戦相手、クラスルーム、チームが賛成側になるか反対側になるかの発表です。それが発表されてから20分準備時間があります。対戦する部屋が分かるのもその20分に含まれているなんて他校の生徒には不利、と思ったのですがそういうものらしいです。発表されると各チーム、部屋にいそぎます。 20分の間に黄色の紙に資料を書き写します。討論がはじまって見ていいのはその黄色い紙だけです。なるべく沢山写しておく必要があるので、すぐこの作業にとりかからなくてはならないのですが、チームによってはクラスルームを探すのに手間取ったり、すぐにチームメイトが揃わなかったり。書き写す段階になって「ペンがない〜。」。その点、パンサーのチームはすぐにキャンパスマップで自分達の部屋を見つけ、駆け足であがっていきながら、「Mom, bring Kate's backpack to the classroom, please.」と親まで使い、幸先よいスタート。 討論会は1チーム3人。中学では審判は一人だそうです。審判は同じ学校の同級生のお母さんでした。高校生の息子さんも討論部に入っていて,ご自分も学生の時にやっていたそうでとても詳しい。最初に審判より説明、質疑応答、その後先攻のパンサーのチーム一番手は持ち時間5分、相手チーム1番手5分、パンサーチーム2番手5分、相手チーム2番手5分、最後の〆は相手チーム3番手から3分、パンサーチーム3番手3分。前に出て自分の考えを述べなければなりません。 先攻一番手は自分の考えを述べるだけでいいのですが、その次からは相手が言った事に対しても反論を加えなければ行けません。パンサーは2番手、相手チームに反論し、自分の考えも最後に述べます。途中質問をはさむ事が出来ますが、討論といっても頻繁に意見の応酬がある訳ではありません。周到な用意に基づいた、なるべく強い意見を述べる1番手、次の相手が反論や強い意見を述べるのを聞き、すばやくまとめて反対意見をのべ、その上さらに自説も展開する2番手、最後にそれらをまとめて自分達チームの意見の正当性を訴える3番手。ディベートが始まればチーム内で相談している余裕はありません。あらかじめチームでどちら側になっても反論出来るように想定問答を繰り返し、チーム内での役割分担もはっきりさせておく必要があります。さてパンサーのチーム(エコツーリズム反対派)はまず一番手が親友のパパが経済学者で弁の立つEちゃん、堂々と自分の意見を展開します。よどみない話し方はさすがです。 対する相手チーム(賛成派)、自分の名前を告げたあと一呼吸したかと思うと声を張り上げ、 「想像してみて下さい。みたこともないような白い砂浜と青い海、どこまでも続く地平線、熱気にむせかえる熱帯雨林に響く動物達の鳴き声、、、、実際にこれらを体験したらこれを守りたいという気持ちが強くなるのではないでしょうか、、、。」 上手い、、、上手すぎる。最初からカウンターパンチ。 と思ったら、あれれ、、、、段々自説に酔いしれながら滔々と話す彼女の意見はエコツーリズム反対にひっくり返っちゃいました。 どちらも用意してきているので良くあることらしいです。 あわててチームメイトが「何いってんのよ!」、それをみてほくそ笑む、内心ガッツポーズのパンサーチーム。 それからはパンサーのチーム優勢が誰の目にも明らかで、いかにエコツーリズムが環境破壊になっているか準備してきた説を展開し、相手チームはそれに対して有効な反論ができず、3番手、普段から政治談義が好きなkちゃんが時間一杯使って最後を締めくくっていました。 それぞれの最終答弁が終わると部屋から一時退場。数分してまた呼び戻され、審判からの評価と勝敗が言い渡されます。審判はとても上手で、ディベート中のメモも数ページに渡りぎっしり、評価もするどく的確でした。どのような点を審判は見ているか、どの意見が強く、それに対する反論があったかどうか、話し方、質問の仕方、すべてに対して指導をしてくれて、聞いている親もとても勉強になりました。 言いようによってはどちらにも転ぶ様な議題、相手を言い負かすことで勝敗が決まるというのも,下手すれば口先だけ上手ければいいことになりかねません。言葉で相手チームを追いつめていく間にパンサーのチームに笑みがこぼれる(もちろんそれは顔にだしてはいけませんが)のをみて、正直あまり気持ちの良いものではありませんでした。しかし短時間の間に緊張しながら相手の話も聞き、自分の考えをまとめ、審判を説得できるだけの意見を述べるというのはすごい能力です。 「初めてなのにちゃんと相手の意見に対して反論もして、自分の意見もきちんと言えてたじゃない」とパンサーをほめると 「いや、ものすごい緊張したし、沢山準備して言う事全部黄色いシートに書いておいたから言えたんだと思う。私、反論するのが下手なのよね、反論するためにはもっと準備しておかなくちゃいけないんだと言う事が良くわかった。でも面白かった。絶対7年生になったらやりたい。」 いい経験だったようです。この3人がそのままディベートをやり出したら、かなりいい線いくのではないかしら?とちょっと楽しみです。 今日もご訪問ありがとうございます。このディベートに向けてのパンサーの準備は相当のものでした。前日も遅くまでかかりっきりでした。しかしこのディベートに参加することになってから、妙に聞き分けが良くなったパンサーです。きちんと理論武装しないと反抗できないと悟ったらしい? 下のバナーに応援のクリックをいただけると嬉しいです。 にほんブログ村 ※このブログはトラックバック承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
ドキドキの実況中継、とっても興味深かったです。 お嬢様たちの緊張がこちらにも伝わってくるようでした。 それにしても本当、初めてのディベートでこれだけできたらすごい!! これからが楽しみですね~。 素晴らしいですね、パンサーちゃん。うちの3人はとにかく人前で話す事が苦手。いつも、にやにやしてごまかすのでディベートなんて。しかし、ここアメリカでは絶対に必要なスキルだと思うのです。がんばれパンサーちゃん。 mamanさん、 皆すごい緊張していて、それでもちゃんと人前できちんと筋道立てて話すから良い訓練ですよね。私も若い時に受けたかったです。本当うらやましいです。 娘は普段思ってても言わないということが学校でもよくあるので、こういう場面で思った事はズバズバ言う経験はなおさら必要だと思いました。 スコットさん、
うちも人前で話すのは苦手だったのですが、だんだんと慣れてきたようです。いまだに先生とかと話す時には口ごもることも多いけど。アメリカ人の子はなんでもかんでもペラペラしゃべるから、それにずっと圧倒されてきているものね。だから今回も人一倍準備に時間かけていたようです。自分の弱み分かっているよね。他の子なんてそれほどの準備しなくても結構演説出来るけど、彼女には無理なようです。でも試合後はとても気持ちよかったみたいで続けたいと言ってくれたので良かったです。 |
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